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Story / ストーリー

中田敦彦のYouTube大学で学ぶ歴史

出てくるできごと BC2051ごろ – AD2023
できごと 51人物 32
この物語に出てくる図版:British Museum Flood Tablet
この物語に出てくる『ギルガメシュ叙事詩』から。British Museum Flood Tablet Wikimedia Commons CC0

概要

「中田敦彦のYouTube大学」が講義した世界史・日本史・偉人伝の人物とできごと。ここに並ぶ項目には、その回の動画が付いている。

この物語について

「中田敦彦のYouTube大学」は、オリエンタルラジオの中田敦彦が、一つの時代や一冊の本を一人で講義するチャンネルになる。歴史はその柱の一つで、世界史は何度も撮り直されている。2019年5月に始まった全10回の版は1回17分ほど、2020年の全8回の版は1回25分ほど、2023年からの「最新版」は1回1時間半から2時間ある。日本史は2025年に、原始から令和までを4回で通す版が出ている。

この物語は、それらの講義が取り上げた人物とできごとを、このデータベースの側から並べ直したものになる。古代ギリシャの回はアレクサンドロス、ローマの回はカエサル、宗教改革の回は95か条の論題、というように、各項目のページにその回の動画を付けた。一人の人物を語る「偉人伝」(チンギス・ハン、始皇帝、ダ・ヴィンチ、千利休、坂本龍馬)や、古事記・源氏物語・平家物語といった古典を読む回も、同じように該当する項目に付けてある。

時代を通して語る概説の回(世界史の最新版と日本史の4回)は、どれか一つの項目に収まらないので、このページに置いた。何回かに分かれる講義は、2回目以降も同じ項目に続けて付けた。東南アジアの6回(③は公開の一覧に見当たらない)は、ASEANの設立、インドネシアの独立、シャムの近代化、ビルマの独立に分けて付けてある。名作文学(罪と罰、こころ、レ・ミゼラブル)、神話(メソポタミア、北欧、インド、エジプト)、国の通史(アメリカ、イギリス、ウクライナとロシア)の回も、書かれた作品や扱う出来事のページにある。二つの世界大戦と冷戦の回は同じ名前の物語に、三国志とサピエンス全史の回もそれぞれの物語に付けてある。

一回で数百年を駆け抜ける講義なので、細部より流れをつかむのに向いている。入口として聞き、気になったところは各項目の本文と史料で確かめてほしい。

二つの番組を聞き比べられる項目もある。同じ人物やできごとを、コテンラジオは数回から十数回かけて掘り下げ、中田敦彦のYouTube大学は一回か二回で駆け抜ける。次の項目のページには、両方の番組の動画が並んでいる。人物ではアレクサンドロス3世、ガイウス・ユリウス・カエサル、始皇帝、チンギス・ハン、唐の太宗、コロンブス、エリザベス1世、ナポレオン・ボナパルト、ビスマルク、ガンディー、ヒトラー、ソクラテス、老子。できごとでは『ギルガメシュ叙事詩』、95か条の論題、アメリカ独立宣言、フランス革命、アヘン戦争。お金を通史で語る回は、どちらも物語物語「お金の歴史」のページに置いてある。

動画(11)

【世界史①/10】古代・中世ヨーロッパの歴史 【最新版】中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY古代から中世のヨーロッパを1時間半で通す概説
【世界史②/10】古代・中世 中東の歴史 【最新版】中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITYオリエントからイスラームの帝国までを通す概説
【世界史③/10】古代・中世インドの歴史 【最新版】中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITYインダス文明からムガル帝国までを通す概説
【世界史④/10】古代・中世 中国の歴史 【最新版】中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY殷から明清までの王朝を通す概説
【世界史⑤/10】大航海時代 【最新版】中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY大航海時代を一本にまとめた概説
【世界史⑥/10】革命時代(近代欧米) 【最新版】中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY近代の欧米の革命をまとめて扱う概説
【日本史①】原始〜平安時代!日本創生と変革の夜明け【Update版】中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY旧石器時代から平安時代までを通す日本史の第1回
【日本史②】鎌倉〜室町時代!武士の台頭、文化の発展、乱世の始まり「応仁の乱」【Update版】中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY鎌倉幕府から応仁の乱までを通す日本史の第2回
【日本史③】戦国〜江戸時代!三英傑の天下統一、徳川幕府の政治、黒船来航【Update版】(Japanese history③)中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY戦国の統一から黒船来航までを通す日本史の第3回
【日本史④】明治~近代史!明治維新、世界大戦、そして令和へ【Update版】(Japanese history④)中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY明治維新から令和までを通す日本史の第4回
【東南アジア①】東南アジア現代史とASEAN中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY東南アジアシリーズの第1回。現代史とASEANの概観

この物語が起きた場所

ロシアカナダアメリカ合衆国アメリカ合衆国中国ブラジルオーストラリアグリーンランドカザフスタンアルゼンチンインド東京(7件) 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』 太宰治『人間失格』 三島由紀夫『仮面の告白』 自由民主党の結成 ロッキード事件 リクルート事件 バブルの頂点7京都(4件) 『源氏物語』 『平家物語』と琵琶法師 応仁の乱 池田屋事件4パリ(2件) フランス革命 第一回印象派展2ニューヨーク(2件) フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』 『独裁者』2ニップル(1件) 『ギルガメシュ叙事詩』トロイア(1件) 『イリアス』『オデュッセイア』の成立蘇州(呉)(1件) 『孫子』の兵法洛陽(1件) 『老子』の成立クルクシェートラ(1件) 『マハーバーラタ』の成立ウッジャイン(1件) 『ラーマーヤナ』の成立赤壁(1件) 赤壁の戦い長安(1件) 貞観の治平城京(1件) 『古事記』の完成クレルモン(1件) 十字軍の呼びかけ福原(1件) 福原遷都博多(1件) 栄西と臨済宗レイクホルト(1件) スノッリ『エッダ』ヴィッテンベルク(1件) 95か条の論題フィラデルフィア(1件) アメリカ独立宣言江戸(1件) 寄席の始まり南京(1件) アヘン戦争浦賀(1件) 黒船来航ブリュッセル(1件) ユゴー『レ・ミゼラブル』サンクトペテルブルク(1件) ドストエフスキー『罪と罰』アユタヤ(1件) シャムの近代化モスクワ(1件) 『カラマーゾフの兄弟』サラエヴォ(1件) 第一次世界大戦ウィルソン山天文台(1件) 宇宙が膨張しているブレッチリー・パーク(1件) エニグマの解読バタヴィア(1件) インドネシア独立宣言フルトン(1件) 「鉄のカーテン」演説ヤンゴン(ラングーン)(1件) ビルマの独立大坂(1件) 主婦の店ダイエーバンコク(1件) ASEANの設立北京(1件) 日中国交正常化ロンドン(1件) ブレグジットネピドー(1件) ミャンマーのクーデターカブール(1件) タリバンの復権キーウ(1件) ロシアのウクライナ侵攻ガザ(1件) ガザ戦争

できごと51件が起きた40か所。 同じ場所で何度も起きていれば、その数だけ大きくなります。国境はAD2023の版図(この枠に大きく入る11勢力)。 物語は何百年にもまたがるので、最後のできごとの年で描いています。人物・国と、場所の分かっていないできごと32件は出ていません。押すと、この物語だけに絞った地図が開きます。

筋(83)

年代順に並べてあります。役どころが書いてあるものは、なぜこの物語に含まれるかを添えました。

  1. 『ギルガメシュ叙事詩』できごと紀元前21世紀「メソポタミア神話」の回記録に残る最古の文学。友の死を受け入れられず、不死を探しに行って手ぶらで帰る話になっている。ニップル
  2. ツタンカーメン人物BC1341年頃 – BC1323年頃「エジプト神話」の回9歳で即位し19歳で没した少年王。ほぼ未盗掘の墓が1922年に見つかり、世界的に知られた。
  3. 『イリアス』『オデュッセイア』の成立できごと紀元前8世紀頃「ギリシャ神話」の回口誦で伝えられた叙事詩が文字になった。ギリシア人が共有する物語の土台になる。トロイア
  4. 老子人物紀元前6世紀頃(実在を含めて諸説あり) – ?「東洋哲学史」の第2回『老子』に名を残す。作為を捨てよと説き、儒家とならぶ思想の柱になった。実在したかどうかも定まらない。
  5. 孔子人物BC551年 – BC479年「東洋哲学史」の第1回礼と仁を説き、その言行が『論語』にまとめられた。東アジアの秩序観の土台になる。
  6. 『孫子』の兵法できごとBC512年頃名著の回「孫子の兵法」呉王闔閭に仕えた孫武の名で伝わる13篇。戦わずに勝つことを上とし、敵を知り己を知れと言う。二千年後のナポレオンも毛沢東も読み、いまはビジネス書として売られている。蘇州(呉)
  7. ソクラテス人物BC470年頃 – BC399年「西洋哲学史」の回問答によって人に無知を自覚させた哲学者。国家の神を認めず若者を惑わしたとして死刑になった。
  8. 『老子』の成立できごと成立年代に諸説あり「東洋哲学史」の第3回作為を捨てよと説く。儒家と並ぶ思想の柱になり、後に道教の経典となる。洛陽
  9. 荘子人物BC369年頃 – BC286年頃「東洋哲学史」の第4回荘周。宋の蒙。漆園の吏。恵施(名家)が友人で、論争の相手。「魚の楽しみ」(「君は魚でないのに、どうして魚の楽しみが分かる」「君は私でないのに、どうして私が魚の楽しみを分からないと分かる」)。恵施が死んで、「私には語る相手がいなくなった」。楚王の招きを断った。「万物斉同」。「逍遥遊」。大鵬。「無為」。死を恐れなかった。「天地を棺にして、日月を璧にする。何を足す必要があるか」。
  10. アレクサンドロス3世人物BC356年7月20日(21日説あり) – BC323年6月10日(11日説あり)世界史2020年版①「古代ギリシャ」の結び11年でギリシアからインダス川まで到達し、ペルシア帝国を滅ぼした。32歳でバビロンに没し、帝国は将軍たちに分裂する。
  11. アショーカ王人物BC304年頃 – BC232年世界史2019年版③「インド史」の一人カリンガ征服の惨禍を悔いて仏教に帰依し、法(ダルマ)による統治を掲げて碑文を各地に建てた。
  12. 『マハーバーラタ』の成立できごとBC4世紀からAD4世紀にかけて(層が重なっている)「インド神話」の回10万詩節。ホメロスの二大叙事詩を合わせた10倍近い長さになる。一人の作ではなく、数百年かけて層が積み重なった。その一部が『バガヴァッド・ギーター』になる。クルクシェートラ
  13. 始皇帝人物BC259年 – BC210年偉人伝中国を初めて統一し、度量衡・文字・車軌を揃えた。長城と陵墓を築き、死後まもなく王朝は崩れる。
  14. 『ラーマーヤナ』の成立できごとBC5世紀からAD2世紀にかけて「インド神話」の第1回王子ラーマが、さらわれた妻シーターを取り戻す物語。インドを越えて東南アジアへ渡り、タイ、インドネシア、カンボジアで別々の形になった。ウッジャイン
  15. ガイウス・ユリウス・カエサル人物BC100年7月12日(13日説あり) – BC44年3月15日世界史2020年版②「ローマ帝国」の主役ガリアを征服し、ルビコンを渡って内戦に勝ち、終身独裁官となった。暦を作り直した。
  16. 赤壁の戦いできごとAD208年「三国志」の回の山場(動画は物語「三国志」に)曹操の南下が水上で阻まれ、中国の統一が遠のいた。三国が並び立つ時代に入る。赤壁(位置は特定されていない)
  17. 唐の太宗人物AD598年 – AD649年「貞観政要」の回の主役貞観の治と呼ばれる安定を作った。長安は当時の世界で最大級の国際都市になる。
  18. 貞観の治できごとAD627年名著の回「貞観政要」太宗の23年。「創業と守成、いずれが難きか」。魏徴が200回諫め、太宗が聞いた。「君は舟、民は水」。人口が戻り、米が安く、死刑が29人の年があった。『貞観政要』。日本の天皇も徳川家康も読んだ。年号が理想の政治の名になった。長安
  19. 『古事記』の完成できごとAD712年(和銅5年)古典の回「古事記」天武天皇が稗田阿礼に誦習させた帝紀と旧辞を、太安万侶が4か月で書いた。3巻。神代から推古まで。「上巻は神、中巻は英雄、下巻は王」。漢字で日本語を書こうとして、「音と訓を混ぜた」。読めなかった。本居宣長が35年かけて読んだ。平城京
  20. 『源氏物語』できごとAD1008年頃古典の回「源氏物語」長編の物語として世界で最も古い部類に入る。作者の本名は分かっていない。京都
  21. 十字軍の呼びかけできごとAD1095年世界史2020年版③「十字軍」の始まり教皇が聖地の回復を呼びかけた。以後200年、ヨーロッパと西アジアが繰り返しぶつかる。クレルモン
  22. チンギス・ハン人物AD1162年頃 – AD1227年偉人伝草原の諸部族をまとめ、史上最大の陸上帝国の土台を築いた。生年も墓所も分かっていない。
  23. 福原遷都できごとAD1180年(治承4年)6月「方丈記」の回が語る災厄の一つ清盛が天皇と院を連れて、自分の別荘のある福原へ都を移した。大輪田泊。宋との貿易の港。公家も僧も反対し、東国で頼朝が挙兵し、半年で京に戻った。『方丈記』の鴨長明が「都遷り」の混乱を書いた。福原
  24. 栄西と臨済宗できごとAD1191年「禅の心」の回の第2回二度宋に渡った僧が、臨済の禅と茶の種を持ち帰った。博多に最初の禅寺を建て、鎌倉に招かれた。『喫茶養生記』を書いて、二日酔いの将軍に茶を勧めた。博多
  25. スノッリ『エッダ』できごとAD1220年頃「北欧神話」の回アイスランドの族長が、キリスト教から200年後に、北欧の神々の話を若い詩人のために書いた。オーディン、トール、ロキ、世界樹、ラグナロク。これがなければ、神話のほとんどが消えていた。書いた人は、ノルウェー王の命令で自宅の地下室で斬られた。レイクホルト
  26. 『平家物語』と琵琶法師できごとAD1371年古典の回「平家物語」鎌倉のはじめ、盲目の僧が琵琶を弾きながら平家の滅びを語り歩いた。文字で読む本ではなく、耳で聞く物語。祇園精舎の鐘の声。当道座という盲人の職能集団が、語りの流派と伝授を管理した。1371年、覚一が語りを整理して口述筆記させた(覚一本)。能・浄瑠璃・歌舞伎が、この物語から題材を取り続けた。日本語の散文の調べを作った。京都
  27. コロンブス人物AD1451年頃 – AD1506年世界史2020年版④「大航海時代」の主役アジアを目指して西へ渡り、別の大陸に着いた。本人は最後までインドだと信じていた。
  28. レオナルド・ダ・ヴィンチ人物AD1452年4月15日 – AD1519年5月2日偉人伝絵、解剖、水利、飛行。分野を分けずに世界を観察し、大半を未完のまま残した。
  29. 応仁の乱できごと1467年日本史②の締めくくり。乱世の始まり京都が11年焼かれ、幕府の権威が失われた。ここから100年の戦国時代に入る。京都
  30. 95か条の論題できごとAD1517年10月31日世界史2020年版⑤「宗教改革」の発端ルターの問いかけが印刷術に乗って広がり、西方教会が割れた。宗教改革の始まり。ヴィッテンベルク
  31. 千利休人物AD1522年 – AD1591年偉人伝茶の湯を簡素の美として大成した。秀吉に切腹を命じられる。
  32. エリザベス1世人物AD1533年9月7日 – AD1603年「暗号解読」の第1回無敵艦隊を退け、海洋国家への道を開いた。生涯独身を通し、王朝はここで絶える。
  33. ウィリアム・シェイクスピア人物AD1564年 – AD1616年4月23日名作文学の回(ヴェニスの商人・マクベス)37の戯曲を書き、英語に千数百の語句を残した。生涯の記録が少なく、別人説がいまも湧く。
  34. ピエール・ド・フェルマー人物AD1607年頃 – AD1665年1月12日「フェルマーの最終定理」の回トゥールーズの高等法院の法律家。数学は余暇の仕事で、論文をほとんど発表せず、友人への手紙で結果だけを告げた。パスカルとの往復書簡で確率論を作り、光の進み方を最短時間の原理で説明し、微分の先駆となる方法を編み出した。ディオファントスの本の余白に「私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白は狭すぎる」と書き残した。この一行が、以後358年間、数学者を悩ませた。
  35. ルイ14世人物AD1638年9月5日 – AD1715年9月1日世界史2020年版⑥「絶対王政」の主役72年在位した。貴族をヴェルサイユに集めて宮廷に縛り、絶対王政の手本と呼ばれる形を作る。
  36. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ人物AD1685年3月31日 – AD1750年7月28日「クラシック音楽史」の第1回教会の勤めとして毎週カンタータを書いた。死後は忘れられ、80年後にメンデルスゾーンが掘り起こす。
  37. マリー・アントワネット人物AD1755年11月2日 – AD1793年10月16日「ベルサイユのばら」の回マリア・テレジアの娘として14歳でフランスへ嫁いだ。浪費と外国人への憎しみを一身に受け、「パンがなければ」の言葉を言った証拠は無い。夫の9か月後に処刑された。
  38. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト人物AD1756年1月27日 – AD1791年12月5日「クラシック音楽史」の回5歳から作曲し、35年で600曲を超えた。宮廷に仕えず自分で稼ぐ音楽家という生き方を試み、うまくいかなかった。
  39. ナポレオン・ボナパルト人物AD1769年8月15日 – AD1821年5月5日世界史2020年版⑦「革命時代」の結び革命の混乱から皇帝に上り、ヨーロッパの大半を支配した。敗れた後も法典と国民国家の考えが残る。
  40. アメリカ独立宣言できごとAD1776年7月4日「アメリカ史」の回植民地が本国から離れ、人が生まれながらに権利を持つと宣言した。フィラデルフィア
  41. フランス革命できごと1789年世界史2019年版⑥「革命」の中心身分制を壊し、国民が主権を持つという考えを現実にした。恐怖政治も同じ革命が生んだ。パリ
  42. 寄席の始まりできごとAD1798年「落語の歴史」の回1798年、江戸の下谷の神社の境内で、櫛職人だった三笑亭可楽が、木戸銭を取って客を集め、噺を聞かせた。職業として毎日のように噺を聞かせる寄席は、ここから始まったとされる。それまでも、道端や大名の座敷で笑い話をする人はいたが、町の人が少しの銭で毎晩通える場所ができたのである。19世紀の初めには、江戸の町に百を超える寄席ができ、落語のほか講談や手品や音曲が演じられた。天保の改革で一時は十数軒に減らされたが、すぐに息を吹き返した。江戸
  43. ビスマルク人物AD1815年4月1日 – AD1898年世界史2020年版⑧「帝国主義」の主役の一人三つの戦争を計算ずくで使い、ドイツを統一した。統一後は一転して平和の維持に腐心する。
  44. 坂本龍馬人物1836年 – 1867年12月10日(慶応3年11月15日)偉人伝藩を脱けた浪士でありながら、薩摩と長州を結びつけた。大政奉還の直後に暗殺される。
  45. アヘン戦争できごと1840年世界史2019年版⑨の発端清が英国に敗れ、香港を割いた。この敗北の報が、日本に開国の危機感をもたらす。南京
  46. 渋沢栄一人物1840年 – 1931年名著の回「論語と算盤」幕臣から新政府へ移り、銀行と会社の仕組みを日本に根づかせた。生涯で500社に関わる。
  47. 黒船来航できごと1853年7月8日(嘉永6年6月3日)日本史③の締めくくり。黒船来航蒸気軍艦4隻が浦賀沖に現れ、開国を迫った。200年余り続いた体制が外から揺さぶられる。浦賀
  48. ユゴー『レ・ミゼラブル』できごとAD1862年名作文学の回「レ・ミゼラブル」ナポレオン3世の独裁に反対して国を追われたヴィクトル・ユゴーは、英仏海峡の島で長い小説を書き上げた。一本のパンを盗んで十九年の徒刑となったジャン・ヴァルジャンが、司教の赦しをきっかけに生き直す物語である。1862年、ブリュッセルとパリで同時に出版されると、各地で行列ができるほど売れた。貧しさと法の冷たさ、革命の夢を描いた物語は、のちにミュージカルとなって、国も時代も越えて演じられている。ブリュッセル
  49. 池田屋事件できごと1864年7月8日(元治元年6月5日)「新選組」の回の山場新選組が尊攘派の会合を襲った。長州の怒りが翌月の禁門の変につながる。京都
  50. ドストエフスキー『罪と罰』できごとAD1866年名作文学の回「罪と罰」賭博の借金に追われていたフョードル・ドストエフスキーは、1866年、雑誌に長編の連載を始めた。ペテルブルクの貧しい学生ラスコーリニコフが、選ばれた人間は社会のためなら悪人を殺してよい、という考えに取りつかれ、金貸しの老婆を殺す。そのあと彼を苦しめるのは、法の罰よりも自分の良心だった。犯人の心の中を、読者が一緒にたどる小説である。理屈で人を殺してよいとする考えへの問いは、次の世紀の独裁の時代に、いっそう重くなった。サンクトペテルブルク
  51. 夏目漱石人物AD1867年2月9日 – AD1916年12月9日名作文学の回「こころ」江戸の名主の末子で、養子に出され、戻された。英語教師としてロンドンに2年いて神経衰弱になった。帰って猫の話を書き、朝日新聞に入り、『三四郎』『それから』『こころ』。胃潰瘍で49歳。「則天去私」。
  52. シャムの近代化できごと1868年「東南アジア」の回の第5回奴隷制を廃し制度を改めた。英仏の緩衝地帯という位置も利用して、東南アジアで唯一独立を保つ。アユタヤ
  53. ガンディー人物AD1869年10月2日 – AD1948年1月30日世界史2019年版⑧の主役非暴力・不服従で帝国に抗った。独立の翌年、宗教対立のなかで暗殺される。
  54. 第一回印象派展できごとAD1874年4月15日「印象派とゴッホ」の回パリの画家の出世の道は、国が開く官展に入選することだった。筆の跡を残し、戸外の光を描く若い画家たちは、繰り返し落とされていた。1874年4月15日、モネ、ルノワール、ドガ、ピサロ、セザンヌらは、写真家ナダールの元の仕事場を借りて、自分たちで展覧会を開く。モネの港の朝の絵の題を取って、ある批評家が皮肉を込めて「印象派」と書いた。その悪口が、流派の名前になった。画家が、国の審査を通らずに観客と直接つながる道を開いた。パリ
  55. 『カラマーゾフの兄弟』できごと1879年名作文学の回「カラマーゾフの兄弟」銃殺刑の直前に減刑され、シベリアで4年過ごした人が最後に書いた長編。モスクワ
  56. ヒトラー人物AD1889年4月20日 – AD1945年4月30日「ヒトラーvsチャップリン」の回合法的に権力を得て独裁を敷き、戦争とホロコーストを引き起こした。民主制が自ら独裁を選びうることを示した例として残る。
  57. 吉野源三郎人物AD1899年4月9日 – AD1981年5月23日「君たちはどう生きるか」の回の作者東京生まれの編集者。東京帝大で哲学を学び、左翼の運動に関わったとして検挙された。山本有三の「日本少国民文庫」を編み、自ら『君たちはどう生きるか』を書いた。岩波書店で岩波新書の創刊に関わり、戦後は雑誌『世界』の初代編集長を務めた。
  58. 太宰治人物AD1909年6月19日 – AD1948年6月13日「人間失格」の回の作者青森の大地主の家の六男。東京帝大の仏文科に籍を置いたまま作家になり、自殺未遂と心中未遂を何度も重ねた。戦中に『走れメロス』『津軽』、戦後に『斜陽』で流行作家になる。『人間失格』の連載中、玉川上水に身を投げた。38歳。
  59. 第一次世界大戦できごと1914年世界史2019年版⑦「第一次・第二次世界大戦」の前半(動画は物語「二つの大戦」に)サラエヴォの一発から、同盟の連鎖で世界が巻き込まれた。塹壕と機関銃と毒ガスで1000万人が死ぬ。サラエヴォ
  60. 三島由紀夫人物AD1925年1月14日 – AD1970年11月25日「仮面の告白」の回の作者本名は平岡公威。東京の官僚の家に生まれ、東大法学部から大蔵省へ。9か月で辞めて『仮面の告白』を書いた。『潮騒』『金閣寺』、ボディビル、映画、自ら作った民間の組織「楯の会」。最後の長編を書き終えた日に、市ヶ谷で割腹した。45歳。
  61. フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』できごとAD1925年4月10日名作文学の回「華麗なるギャツビー」禁酒法の時代のニューヨーク郊外で、正体の知れない大富豪ギャツビーが、毎晩のように豪華な宴を開く。目当ては、昔別れた恋人をもう一度手に入れることだった。1925年4月10日に出版された小説は、ほとんど売れず、作者スコット・フィッツジェラルドは失意のうちに死ぬ。第二次世界大戦中、兵士に配る本として大量に刷られたことで読まれ始めた。成り上がる夢と、それを冷たく拒む古い階級の壁は、いまも繰り返し読まれている。ニューヨーク
  62. 宇宙が膨張しているできごとAD1929年「宇宙創成」の回ウィルソン山の口径2.5メートルの望遠鏡で、エドウィン・ハッブルは、遠くの星雲までの距離を測った。それらは、銀河系の中の雲ではなく、はるか外にある別の銀河だった。宇宙の大きさが、一挙に広がった。さらに、それらのスペクトルが赤くずれていた。遠いものほど、速く遠ざかっている。距離と速度が比例する。宇宙は、静止していない。膨張している。ルメートルが2年前に同じ結論を理論から導いていたが、フランス語の無名の雑誌に載っていた。ウィルソン山天文台
  63. 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』できごとAD1937年8月名著の回「君たちはどう生きるか」15歳のコペル君が、学校や町で出会う出来事を、叔父さんがノートに書く言葉と一緒に考えていく。新潮社の「日本少国民文庫」の一冊として、日中戦争が始まった直後に出た。少年向けの本の形をとって、ものの見方と、人として生きることを問うた。80年後の2017年に漫画になって、また広く読まれた。東京
  64. エニグマの解読できごとAD1940年「暗号解読」の回の第2回ポーランドの研究を引き継ぎ、機械で機械の暗号を解いた。従事した数千人は戦後30年、この仕事について話すことを許されなかった。ブレッチリー・パーク
  65. 『独裁者』できごとAD1940年10月15日「ヒトラーvsチャップリン」の回声の無い映画にこだわってきたチャールズ・チャップリンは、初めて全編で台詞を語る映画に、ヒトラーを笑いものにする話を選んだ。撮影はヨーロッパで戦争が始まった直後に始まる。1940年10月15日、ニューヨークで公開された。独裁者と瓜二つのユダヤ人の床屋が、最後に独裁者の代わりに演壇に立ち、憎しみでなく人間らしさを、と長い演説をする。のちにチャップリンは、強制収容所の実態を知っていたら作れなかった、と語った。ニューヨーク
  66. インドネシア独立宣言できごとAD1945年8月17日「東南アジア」の回の第4回日本の降伏の2日後に宣言し、旧宗主国と4年戦って認めさせた。バタヴィア
  67. 「鉄のカーテン」演説できごとAD1946年3月5日世界史2019年版⑩「アメリカvsソ連」の発端(動画は物語「冷戦」に)チャーチルがヨーロッパを分ける線を名づけた。冷戦という言葉が現実になっていく。フルトン
  68. 太宰治『人間失格』できごとAD1948年7月名作文学の回「人間失格」人の中でうまく生きられない男が、自分の半生を三つの手記に書き残す。太宰治はこれを雑誌『展望』に連載している最中の1948年6月、玉川上水に身を投げて死んだ。単行本はその翌月に筑摩書房から出た。戦後の日本でもっとも長く読まれ続けている小説の一つになる。東京
  69. ビルマの独立できごとAD1948年1月4日「東南アジア」の回の第6回イギリスと独立の約束を取り付け、少数民族と連邦制で合意した指導者は、その半年前に閣議の最中に暗殺されていた。パンロンの約束は守られず、いまも紛争が続く。ヤンゴン(ラングーン)
  70. 三島由紀夫『仮面の告白』できごとAD1949年7月名作文学の回「仮面の告白」自分は人と違うと気づいた「私」が、その欲望を隠して仮面をかぶって生きる様子を、一人称で語る。24歳の三島由紀夫が、大蔵省を辞めて書き下ろした初めての長編で、河出書房から出た。同性への欲望を正面から書いた告白の体裁が驚かれ、三島は戦後を代表する作家の一人になった。東京
  71. 自由民主党の結成できごとAD1955年11月15日「自民党」の回1955年10月、左右に分かれていた社会党が一つになった。保守の側は危機を感じ、翌月の11月15日、自由党と日本民主党が合同して自由民主党を作る。以後、自民党が政権を握り、社会党が改憲を阻む三分の一の議席を持つ形が、1993年まで三十八年続いた。五五年体制と呼ばれる。政権の交代は選挙ではなく、自民党の中の派閥の間で起きた。安定は高度成長を支え、同時に長く続く一党の政治の癒着も生んだ。東京
  72. 主婦の店ダイエーできごとAD1957年9月23日「バブル崩壊」の回の第2回1957年9月23日、大阪の千林の商店街に、中内功が薬と日用品の安売りの店「主婦の店ダイエー」を開いた。フィリピンの戦場で飢えを経験した中内は、物を安く大量に売ることにこだわった。メーカーが決めた値段で売るという当時の決まりに逆らい、自ら値段を付けて売る。メーカーとの争いも辞さなかった。店は食品にも手を広げ、客が自分で商品を籠に入れて会計に運ぶセルフサービスのスーパーマーケットとして、全国に店を増やす。1972年、ダイエーは売上で三越を抜き、日本一の小売りの会社になった。町の八百屋や魚屋で買う暮らしが、変わっていった。大坂
  73. ASEANの設立できごとAD1967年8月8日「東南アジア」の回の第2回ベトナム戦争のさなかに5か国で始まった。争わないことを目的にした地域の集まりとして続く。バンコク
  74. 日中国交正常化できごとAD1972年9月29日「田中角栄」の回アメリカの大統領が中国を訪れると発表したのは1971年で、日本は頭越しの転換に驚いた。首相になったばかりの田中角栄は、1972年9月、北京へ飛ぶ。周恩来と交渉し、9月29日、両国は共同声明に署名して国交を開いた。中国は戦争の賠償を求めないとし、日本は台湾との国交を断った。翌月、二頭のパンダが上野動物園に贈られ、長い行列ができる。経済の結びつきは、その後の数十年で両国の形を変えていく。北京
  75. ロッキード事件できごとAD1976年7月27日「田中角栄」の回の第2回1976年2月、アメリカ上院の公聴会で、航空機会社ロッキードが旅客機を売り込むため、日本の政界に巨額の金を渡していたことが明らかになった。7月27日、前首相の田中角栄が外国為替法違反の疑いで逮捕され、のちに受託収賄の罪でも起訴される。首相経験者の逮捕は戦後初めてだった。田中は裁判のあいだも派閥を率い、選挙区では圧勝を続けた。金で動く政治への怒りと、それでも票が集まる地元への利益の配分が、同時に見えた事件である。東京
  76. リクルート事件できごとAD1988年「バブル崩壊」の回の第3回1988年、情報出版の会社リクルートが、上場前の子会社の株を、政治家や官僚、財界人に安く譲っていたことが明らかになった。上場すれば値が上がる株で、受け取った人は大きな利益を得る。与野党の有力者の名が次々に挙がり、翌年、竹下登の内閣は退陣した。消費税の導入と重なり、政治への不信が一気に高まる。のちの選挙制度の改革と、政権の交代へ続いていく流れは、ここから始まった。東京
  77. バブルの頂点できごとAD1989年12月29日「バブル崩壊」の回1989年12月29日、年の最後の取引で、日経平均株価は三万八千九百円を超えて最高値をつけた。東京の土地の値段でアメリカ全土が買えると言われた。年が明けると株は下がり始め、政府は土地への貸し出しを抑え、日銀は金利を上げる。1991年から土地の値も下がり、銀行には返らない貸し出しが積み上がった。景気の低迷は失われた十年、やがて二十年、三十年と呼ばれる。株価がこの最高値を超えたのは、三十四年後の2024年だった。東京
  78. ブレグジットできごとAD2016年6月23日「イギリス史」の回の結び国民投票でEU離脱が52対48で決まった。統合を進めてきた戦後のヨーロッパが、初めて加盟国を失う。実際の離脱までに4年かかった。ロンドン
  79. ミャンマーのクーデターできごとAD2021年2月1日「ミャンマー・クーデター」の回選挙で大勝した政権を軍が拘束し、10年の民政が終わった。デモへの発砲から内戦になり、いまも続いている。ネピドー
  80. タリバンの復権できごとAD2021年8月15日「タリバンとアフガニスタン」の回アメリカ軍の撤退が終わる前に、政府軍が溶けてタリバンがカブールに入った。大統領は国を出た。空港で飛行機にしがみつく人が落ちた。女性は中等教育を禁じられた。20年前に戻った。カブール
  81. ロシアのウクライナ侵攻できごとAD2022年2月24日「ウクライナとロシアの関係史」の回第二次世界大戦以後のヨーロッパで最大規模の戦争になった。冷戦の終わりに固まったはずの国境が、力で動かせるかどうかが問われている。キーウ
  82. ガザ戦争できごとAD2023年10月7日「イスラエル・ハマス」の回ハマスがイスラエルに越境攻撃して1200人を殺し、250人を人質にした。イスラエルはガザを封鎖して攻め、数万人が死に、200万人が家を失った。国際司法裁判所にジェノサイドの疑いで訴えられた。ガザ
  83. 菩提達磨人物「禅の心」の第1回禅の初祖。南インドの王子、あるいはペルシア人。「不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏」。武帝との問答、葦の葉、面壁九年、慧可の断臂、片方の履を持って西へ帰った。すべて後の禅宗が作った。『洛陽伽藍記』の「西域の沙門菩提達磨、150歳」が唯一の同時代の記録。日本のだるまは彼。

重なっているストーリー

同じできごとや人物を含む物語です。何件を共有しているかを添えました。

表現の歴史19件を共有 / 書いた人、描いた人、作った人。政治と戦争のあいだに、ずっと別の営みがあった。コテンラジオで聞く歴史19件を共有 / ポッドキャスト「コテンラジオ」が取り上げた人物とできごと。ここに並ぶ項目には、その回の動画が付いている。主権はだれのものか12件を共有 / 王が決めるのか、議会が決めるのか、国民が決めるのか。800年かけて答えが動いた。ムンディ先生の講義で学ぶ歴史12件を共有 / 高校の先生「ムンディ先生」が、世界史と日本史を200講ずつで通した授業の動画。ここに並ぶ項目には、その講の動画が付いている。考えることの歴史11件を共有 / 同じ数百年のあいだに、ギリシアでも中国でもインドでも、人が根本から考え直した。『サピエンス全史』で読む歴史9件を共有 / ハラリが人類史を三つの革命で切った本。その筋に沿って、このデータベースの項目を並べ直す。冷戦のあと6件を共有 / 対立の構図が消えたあと、何が残ったのか。1989年からの三十年。二つの大戦5件を共有 / 一発の銃声から31年。二つの戦争は別々ではなく、前者の終わらせ方が後者を呼んだ。中国の王朝5件を共有 / 殷から清まで3000年。王朝は替わっても、同じ型で替わり続けた。中華の統一4件を共有 / 殷を倒した周から、初めて中国をひとつにした秦まで。800年かけて「天下」という考えが育つ。冷戦4件を共有 / 撃ち合わずに40年競った。ただし代理の戦場では、実際に人が死に続けた。武士の700年4件を共有 / 地方の武装集団が政権を取り、そして自ら身分ごと消えるまで。女性の権利4件を共有 / 人口の半分が、参政権を得るまでに文明の歴史のほとんどを要した。確かめるという方法4件を共有 / 偉い人がそう言ったから、をやめた話。誰が最初かは、思っているほどはっきりしない。『暴力の人類史』で読む歴史4件を共有 / 人が人を殺す率は、狩猟採集の時代から今まで、長い目で見ればずっと下がってきた、という本。反論も多い。『想像の共同体』で読む歴史4件を共有 / 国民とは、会ったこともない人を同じ仲間だと思える想像力のことだ、という本。幕末3件を共有 / 黒船が来てから15年で、700年近く続いた武家政権が終わった。インドと仏教3件を共有 / 一人の王子が始めた問いが、アショーカ王に拾われ、玄奘に運ばれ、東アジアへ届くまで。技術と産業3件を共有 / 道具が人を変え、その人がまた道具を作った。速さが加速していく話。帝国と独立3件を共有 / 数十年で世界の大半が数か国のものになり、また数十年で戻った。日本の古代3件を共有 / 中国の史書にだけ名が残る王たちから、律令の国家ができるまで。手本は常に大陸にあった。誰が書き残したか3件を共有 / 残っているものが全部ではない。誰の筆によるかで、同じ出来事が違って見える。『世界史』(マクニール)で読む歴史3件を共有 / 文明どうしが接触し、借り、競い合うことで歴史が動く。世界を一つの物語として書いた最初の教科書。『オリエンタリズム』で読む歴史3件を共有 / 西洋が「東洋」について語ってきたことは、東洋についての知識ではなく、西洋についての物語だった、という本。『近代世界システム』で読む歴史3件を共有 / 国ごとの発展を比べるのをやめる。16世紀からずっと、世界は一つの分業の仕組みとして動いてきた、という本。戦争と平和の歴史3件を共有 / 戦争を無くせなかった人類が、それでも戦争を縛り、減らし、裁こうとしてきた工夫の歴史。明治2件を共有 / 藩を消し、身分を消し、40年で列強と戦えるところまで作り替えた。その代償も含めて。宗教改革と科学革命2件を共有 / 教会が独占していた「何が正しいか」の答えが、聖書と観測に明け渡されるまで。古代オリエント2件を共有 / 文字も法も都市も、まずここで生まれた。そして次々に主が入れ替わる2500年。イスラム世界2件を共有 / 一世紀でイベリアからインダスまで。学問を受け継ぎ、育て、そして西へ返した。都市の歴史2件を共有 / 人が密集して住むという異常な選択が、文明のほとんどを生んだ。キリスト教のひろがり2件を共有 / 迫害される小集団が、300年で帝国の宗教になり、そこから何度も割れながら世界へ出ていった。文明のはじまり2件を共有 / 農耕も都市も文字も、離れた場所で別々に始まった。そして始まった順序は、思っているのと違う。『国家はなぜ衰退するのか』で読む歴史2件を共有 / 国境をひとつ挟んで豊かさが違うのは、地理でも文化でもなく制度のせいだ、という本。2024年のノーベル経済学賞の元になった。『暴力と不平等の人類史』で読む格差2件を共有 / 格差を大きく縮めたのは、改革ではなく破局だった。戦争、革命、国家の崩壊、疫病の四つしかない、という本。『史記』で読む中国2件を共有 / 2000年前に、一人の男が3000年ぶんを書いた。宮刑を受けてなお書き続け、以後の中国の歴史書の型になった。教育の歴史2件を共有 / 子どもが学校へ行くのが当たり前になったのは、ごく最近になる。誰が、誰に、何のために教えてきたか。支え合いの歴史2件を共有 / 働けなくなった人を、誰が支えるのか。家族か、宗教か、国か。答えは何度も入れ替わってきた。ローマ人の物語1件を共有 / ラティウムの一都市が地中海全域を呑み込み、そして西半分が消えるまでの1200年。アレクサンドロスの東方遠征1件を共有 / 20歳で王になった男が、11年でギリシアからインダス川まで到達した。そして32歳で死ぬ。共和政の終わり1件を共有 / 500年続いた仕組みが、なぜ一人の男に明け渡されたのか。三国志1件を共有 / 400年続いた漢が壊れ、三つに割れ、そしてまた一つに戻るまでの約100年。大航海時代1件を共有 / 海が壁ではなく道になった。二つの大陸が結ばれ、世界がひとつの市場になっていく。感染症と人類1件を共有 / 人が動くほど病も動いた。文明の広がりと感染の広がりは、同じ地図の上にある。探検と発見1件を共有 / 地平線の向こうに何があるかを、確かめに行った人たちの記録。草原の帝国1件を共有 / 匈奴からジュンガルまで、2500年のあいだ農耕世界の北にいた人たちの側から歴史を並べる。ヴァイキング1件を共有 / 襲撃者として現れ、交易者になり、入植者になった。北アメリカにも、ロシアにも、イングランドにも痕跡がある。交易路とお金1件を共有 / 運ぶ/両替する/貸す。人と物が動くところには、いつも同じ仕組みが生えてくる。ペルシア戦争1件を共有 / 当時最大の帝国に、都市国家の寄り合いが勝った。ギリシアが自分たちを語りはじめる。『銃・病原菌・鉄』で読む歴史1件を共有 / なぜ征服したのがスペイン人で、されたのがインカだったのか。ダイアモンドは答えを人ではなく大陸の形に求めた。『ローマ人の物語』で読むローマ1件を共有 / 塩野七生が15年かけて15巻で書いた、建国から西の帝国の終わりまで。このデータベースの第一期と同じ範囲になる。『大分岐』で読む歴史1件を共有 / 1800年まで、長江下流とイングランドは同じくらい豊かだった。分かれたのは石炭と植民地のせいだ、という本。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で読む歴史1件を共有 / 資本主義を生んだのは強欲ではなく、救われているか分からない不安だった、という100年前の論文。『1491』『1493』で読む新大陸1件を共有 / コロンブス以前のアメリカは人の少ない原野ではなかった。以後の世界は、生き物の大移動でできている。『日本の歴史をよみなおす』で読む日本1件を共有 / 日本は農業の国で、百姓は農民だった。その前提を、史料の側から崩した本。『歴史の終わり』と『文明の衝突』で読む冷戦後1件を共有 / 冷戦が終わったあと、世界はどうなるのか。3年違いで出た二冊が、正反対の答えを出した。『アラブが見た十字軍』で読む十字軍1件を共有 / 同じ200年を、襲われた側の年代記だけで書き直した本。彼らはそれを「フランク人の襲来」と呼んだ。お金の歴史1件を共有 / 金属の塊が、紙になり、数字になった。お金が成り立っているのは、皆が信じているあいだだけになる。『中世の秋』で読む中世の終わり1件を共有 / ルネサンスの前夜ではなく、中世そのものの終わり方。過剰な儀礼と、死への執着に覆われた14〜15世紀。『歴史とは何か』で読む歴史の読み方1件を共有 / 事実は自分では語らない。誰がどれを選んだかが、そのまま歴史になる。この年表そのものへの問いかけ。『チーズとうじ虫』で読む一人の宇宙1件を共有 / 16世紀の村の粉挽きが、世界は腐ったチーズから生まれたと語った。裁判の記録から、一人の頭の中を復元する。『イタリア・ルネサンスの文化』で読むルネサンス1件を共有 / 「ルネサンス」という時代の像そのものを作った本。150年たっても、まだその像の中にいる。『応仁の乱』で読む日本の転換点1件を共有 / 主役がいない。勝者もいない。11年戦って何も決まらなかった戦乱を、二人の僧の日記から追う。『交易の世界史』で読む物の流れ1件を共有 / シュメールの銅から現代のコンテナまで。人が物を遠くへ運ぶために、何をしてきたか。『リオリエント』で読む世界経済1件を共有 / 1800年まで、世界経済の中心はアジアだった。ヨーロッパは、その列に遅れて並んだ客にすぎない。働くことの歴史1件を共有 / 一日八時間、週に五日。その区切りは、二百年かけて争って手に入れたものになる。性の歴史1件を共有 / 何が自然で何が異常かは、時代ごとに書き換えられてきた。書き換えてきたのは、法と医学と経済になる。障害の歴史1件を共有 / 同じ体でも、社会の作りが変われば障害の重さは変わる。誰を数に入れるかの歴史になる。メディアの歴史1件を共有 / 誰が、どれだけ速く、何人に届けられるか。その力を誰が握るかをめぐる歴史になる。海の歴史1件を共有 / 海は人と物と病と戦争を運び、人はその海を測り、守り、汚してきた。近代と宗教1件を共有 / 科学と国家と世俗化の時代に、信仰は消えるどころか、形を変えて燃え上がり続けた。
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