概要
清が英国に敗れ、香港を割いた。この敗北の報が、日本に開国の危機感をもたらす。
場所
南京
32.06°N 118.80°E · 中国・江蘇省
32.06°N 118.80°E · 中国・江蘇省
本文
イギリスは中国から茶を買い、銀で払っていた。 その銀の流出を止めるために、 インドで作らせた阿片を中国へ売る三角貿易を組んだ。
清が阿片を没収して処分すると、 イギリスは自由貿易の侵害として艦隊を送った。 議会での開戦の採決は、賛成271、反対262だった。 9票差である。
負けた清は香港を割譲し、五港を開き、賠償を払い、 関税を自分で決められなくなった。 以後の一連の条約は、中国で「不平等条約」と呼ばれる。
この戦争を、日本は情報として受け取った。 清が負けたという事実が、 その13年後にペリーが来たときの対応を決めている。
動画(1)
出典(6)
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳) 『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
ウィリアム・H・マクニール(増田義郎、佐々木昭夫 訳) 『世界史』第IV部 地球規模のコスモポリタニズムの始まり(1850年〜)
チャールズ・C・マン(布施由紀子 訳) 『1493 世界を変えた大陸間の「交換」』第2部(中国と銀)
イマニュエル・ウォーラーステイン(川北稔 訳) 『近代世界システム』第IV巻(外部だった中国が周辺に組み込まれる)
ウィリアム・バーンスタイン(鬼澤忍 訳) 『交易の世界史 シュメールから現代まで』第9章(茶とアヘン)
アンドレ・グンダー・フランク(山下範久 訳) 『リオリエント アジア時代のグローバル・エコノミー』第5章