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Event / できごと

フィンランドとスウェーデンのNATO加盟

Accession of Finland to NATO
AD2023年4月4日
重要度 3
ロシアグリーンランドカザフスタンアルジェリアイラントルコパキスタンスウェーデンノルウェーウクライナフランスアフガニスタンフィンランドスペイントルクメニスタンウズベキスタンドイツイラクポーランドモロッコイタリアイギリスベラルーシルーマニアシリアアイスランドチュニジアブルガリアギリシャハンガリーオーストリアチェコセルビアポルトガルアゼルバイジャンリトアニアラトビアアイルランドジョージアクロアチアエストニアスロバキアボスニア・ヘルツェゴビナAD2023年4月4日ヘルシンキ
このできごとには、まだ自由に使える図版が見つかっていません。 代わりに、このデータベースが持っているAD2023年4月4日の版図を描いています(43勢力)。

概要

冬戦争と継続戦争でソ連と戦ったフィンランドは、戦後、大国の隣で生き延びるため、ソ連を刺激しない中立を守った。スウェーデンも、ナポレオン戦争のあとおよそ二百年、どの同盟にも入らずにきた。2022年2月、ロシアがウクライナに全面的に攻め込むと、両国の世論は一変し、5月に二国そろってNATOへの加盟を申し込む。ロシアと1300キロ余りの国境を接するフィンランドは2023年4月4日に加盟し、トルコとハンガリーの承認に手間取ったスウェーデンは、2024年3月に加わった。

場所

ヘルシンキ
60.17°N 24.94°E · フィンランド

本文

冬戦争と継続戦争でソ連と戦ったフィンランドは、1944年の休戦で領土を譲り、多額の賠償を払った。戦後、フィンランドは自由な選挙と市場の経済を保ったまま、外交ではソ連の意向に逆らわない道を選んだ。1948年の友好協力相互援助条約は、西側の同盟に加わらないことを事実上の約束にしていた。西側では、大国の顔色をうかがう小国のふるまいを、皮肉を込めて「フィンランド化」と呼んだ。

スウェーデンは、1814年にノルウェーをめぐってわずかに戦ったのを最後に、およそ二百年、戦争をしていない。二度の大戦でも中立を守った。冷戦のさなかもNATOには入らず、自前の兵器産業と、国民の多くが兵役につく守りを持った。ソ連が崩れたあと、両国は1995年にヨーロッパ連合に入り、NATOとの協力も深めたが、加盟までは踏み込まなかった。どちらの国でも、加盟を望む人は少数だった。

2022年2月24日、ロシアがウクライナへの全面的な侵攻を始めると(ロシアのウクライナ侵攻)、両国の世論は数週間で入れ替わった。とくにフィンランドでは、ロシアと1300キロ余りの国境を接し、同じことが自分たちに起こりうると多くの人が感じた。5月18日、両国はそろって加盟を申し込んだ。

加盟には全加盟国の承認が要る。トルコは、両国がクルドの武装組織に甘いとして承認を引き延ばし、ハンガリーもそれに続いた。フィンランドが先に承認され、2023年4月4日、NATOの結成の記念日に、NATOの31番目の加盟国になった。スウェーデンは2024年3月7日に32番目の加盟国になった。ロシアとNATOが接する国境は、一気に倍ほどに伸びた。

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