概要
自分が金持ちに生まれるか貧しく生まれるか、どんな才能を持つかを知らない状態で、社会の決まりを選ぶとしたら、人はどんな決まりを選ぶだろうか。ハーヴァード大学のジョン・ロールズは、1971年の『正義論』でこの思考実験を示した。そうした無知のヴェールの下では、誰もが平等な自由を求め、最も恵まれない人の暮らしを最もよくする不平等しか認めないはずだ、と論じる。政治の哲学の議論を、この一冊がよみがえらせた。
場所
ケンブリッジ(マサチューセッツ)
42.37°N -71.12°E · アメリカ・マサチューセッツ州
42.37°N -71.12°E · アメリカ・マサチューセッツ州
本文
無知のヴェール。
考えてみる。
(1)自分が金持ちに生まれるか、貧しく生まれるか。
(2)そして、どんな才能を持つか。
(3)さらに、それを知らない状態で、社会の決まりを選ぶとしたら。
1971年。
ハーヴァード大学のジョン・ロールズは論じた。
(1)誰もが、平等な自由を求めるはずだ。
(2)そして、最も恵まれない人の暮らしを最もよくする不平等しか、認めないはずだ。
残ること。
政治の哲学の議論を、この一冊がよみがえらせた。
ルソー『社会契約論』の約束の考えを、二百年後に組み直した本である。賛成も反対も、この本を相手に書かれた。