概要
ドイツやイタリアのような一国一党の強い体制を作ろうという新体制運動のなかで、既存の政党は次々に自ら解散した。1940年10月12日、首相の近衛文麿を総裁とする大政翼賛会が発足する。政党の代わりに、国民を上から組織する団体だった。町内会や隣組がその下に置かれ、配給や防空や貯蓄の呼びかけが隣近所の単位で行き渡る。互いに見張り合う仕組みにもなった。議会の政党政治は、こうして形を失った。
場所
東京
35.68°N 139.77°E · 日本・東京都
35.68°N 139.77°E · 日本・東京都
本文
一国一党。
ドイツやイタリアのような、一国一党の強い体制を作ろうという新体制運動。
(1)既存の政党は、次々に自ら解散した。
(2)そして、1940年10月12日、首相の近衛文麿を総裁とする大政翼賛会が発足した。
隣組。
政党の代わりに、国民を上から組織する団体だった。
(1)町内会や隣組が、その下に置かれた。
(2)そして、配給や防空や貯蓄の呼びかけが、隣近所の単位で行き渡った。
(3)さらに、互いに見張り合う仕組みにもなった。
残ること。
議会の政党政治は、こうして形を失った。
自由民主党の結成で政党が再びまとまるまで、十五年かかる。近所のつながりが、統制の網に使われた。