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Event / できごと

『おしん』

Oshin
AD1983年4月4日 – AD1984年3月31日
期間を持つできごと重要度 3
ソビエト連邦中国モンゴルチベットビルマ大英帝国タイ日本ベトナムラオスフィリピンカンボジア朝鮮民主主義人民共和国大韓民国AD1983年4月4日東京
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概要

1983年4月から一年間、NHKの朝の連続テレビ小説で『おしん』が放送された。橋田壽賀子の脚本で、明治の末に山形の貧しい小作の家に生まれ、七歳で奉公に出された少女が、苦労を重ねて商売を興し、戦争と戦後を生き抜く一代記である。平均の視聴率は52.6パーセント、最高は62.9パーセントに達した。豊かになった日本が、少し前の貧しさを思い出す物語でもあった。海外の60を超える国と地域で放送され、イランやアジアの国々でも、同じように人々が見入った。

場所

東京
35.68°N 139.77°E · 日本・東京都

本文

1983年4月4日、NHKの連続テレビ小説『おしん』の放送が始まった。脚本の橋田壽賀子は、明治生まれの女性たちから聞き取った話をもとに、この物語を書いた。放送は1年間、297回に及ぶ。

主人公の谷村しんは、明治の末、山形の貧しい小作の家に生まれた。7歳の春、米一俵と引き換えに材木問屋へ奉公に出される。雪の中を筏で川を下っていく幼いおしんの姿は、多くの人の涙を誘った。奉公先での辛い日々、髪結いの修行、東京での結婚、関東大震災、佐賀の嫁ぎ先での姑の仕打ち、戦争で失う夫と息子、戦後の魚の行商から始めたスーパーマーケットの経営。明治、大正、昭和を生きた一人の女性の一代記である。

平均の視聴率は52.6パーセント、最高は62.9パーセントで、テレビドラマの記録として残っている。おしんを演じた小林綾子、田中裕子、乙羽信子の3人も、広く知られた。豊かになった1980年代の日本で、人々は、祖父母や父母の世代の貧しさと苦労を思い起こした。「おしん」は、我慢して耐え抜く人を指す言葉にもなった。

『おしん』は、60を超える国と地域で放送された。イランでは、放送の時間には通りから人が消えたと伝えられる。タイやインドネシアや中国でも人気を集めた。戦争の加害を描いた場面を含むこの物語は、日本の経済の力とは別の形で、日本の姿を海外に伝えた。

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