概要
人が他人に力を振るってよいのは、その人が他人に害を与えるのを防ぐときだけである。1859年、ジョン・スチュアート・ミルは『自由論』でこう論じた。本人のためを思って、という理由で個人の生き方に口を出してはならない。恐れていたのは王の専制よりも、多数派の意見が少数派を黙らせる、社会の専制だった。前の年に亡くなった妻ハリエット・テイラーとの共同の仕事だとミル自身が書いている。いまも自由をめぐる議論の出発点になる本である。
場所
ロンドン
51.51°N -0.13°E · イギリス・イングランド
51.51°N -0.13°E · イギリス・イングランド
本文
害を防ぐときだけ。
1859年、ジョン・スチュアート・ミルは論じた。
人が他人に力を振るってよいのは、その人が他人に害を与えるのを防ぐときだけである。
社会の専制。
本人のためを思って、という理由で、個人の生き方に口を出してはならない。
(1)恐れていたのは、王の専制よりも。
(2)そして、多数派の意見が少数派を黙らせる、社会の専制だった。
二人の仕事。
前の年に亡くなった妻ハリエット・テイラー。
彼女との共同の仕事だと、ミル自身が書いている。のちにミルは、女性の参政権を議会で初めて求めた議員の一人になる。
残ること。
いまも、自由をめぐる議論の出発点になる本である。
言論の自由を守る理由を、「間違いを直すために、反対意見が要る」と説いた。