概要
1968年10月16日、メキシコシティのオリンピックの男子二百メートルで一位と三位になったアメリカの黒人の選手トミー・スミスとジョン・カーロスは、表彰台で国歌が流れるあいだ、黒い手袋をはめた拳を突き上げ、頭を垂れた。靴を脱いで黒い靴下で立ったのは、黒人の貧しさを示すためだった。二位のオーストラリアの白人の選手も、人権を訴えるバッジをつけて並んだ。二人は選手村から追放され、国に帰っても長く冷遇された。
場所
メキシコシティ
19.43°N -99.13°E · メキシコ
19.43°N -99.13°E · メキシコ
本文
黒い手袋。
1968年10月16日、メキシコシティのオリンピック。
(1)男子二百メートルで一位と三位になった、アメリカの黒人の選手トミー・スミスとジョン・カーロス。
(2)そして、表彰台で国歌が流れるあいだ、黒い手袋をはめた拳を突き上げ、頭を垂れた。
(3)さらに、靴を脱いで、黒い靴下で立った。
二位の選手。
二位のオーストラリアの白人の選手。
人権を訴えるバッジをつけて並んだ。彼もまた、本国で冷遇された。
追放。
二人は選手村から追放された。
(1)国に帰っても、長く冷遇された。
(2)そして、その年、キング牧師が暗殺されていた。
残ること。
競技の場での政治的な主張は、いまも禁じられている。
それでも、この写真は、オリンピックで最も知られた一枚になった。