← 地図で見る
Event / できごと

『曾根崎心中』の初演

The Love Suicides at Sonezaki
AD1703年
重要度 3
ロシア帝国清スペイン帝国中央アジアの諸ハン国チベットチュクチ明の滅亡後の軍閥アユタヤ朝Avaシャン諸邦Koryaks日本大越大越朝鮮王朝Itelmenラオスの諸国フィリピンカンボジアLan Naアイヌモシリアラカン藩王国AD1703年大坂
このできごとには、まだ自由に使える図版が見つかっていません。 代わりに、このデータベースが持っているAD1703年の版図を描いています(22勢力)。

概要

1703年、大坂の曾根崎の森で、醤油屋の手代の徳兵衛と遊女のお初が心中した。そのわずか一か月後、近松門左衛門はこれを人形浄瑠璃に仕立て、竹本座で上演する。それまでの浄瑠璃は、昔の武将や神仏の物語だった。町の人々が、自分たちと同じ町人の、つい先日の出来事を舞台に見たのである。芝居は大当たりし、借金に苦しんでいた竹本座を立て直したと伝えられる。心中を扱う芝居はその後つぎつぎに作られ、心中が流行したとして、幕府は1723年にこれを禁じた。

場所

大坂
34.69°N 135.53°E · 日本・大阪府

関わった人(1)

近松門左衛門AD1653年–AD1725年1月6日 · 作者

本文

1703年、大坂の曾根崎村の露天神の森で、若い男女の心中があった。男は醤油屋の手代の徳兵衛、女は堂島新地の天満屋の遊女お初である。徳兵衛は、主人の姪との縁談を断り、友人に貸した金をだまし取られて、追い詰められていた。

近松門左衛門は、この事件を一か月ほどで浄瑠璃に書き上げ、竹本義太夫の語りで、道頓堀の竹本座にかけた。それまでの浄瑠璃は、源平の武将や神仏の由来を語る「時代物」が中心だった。『曾根崎心中』は、町人の、つい先日の事件を扱う「世話物」の最初の作とされる。客は、自分たちと同じ町の暮らしと、金と義理に縛られる二人の姿を、人形の舞台に見た。

芝居は大当たりし、竹本座の借金を返したと伝えられる。近松はその後も『冥途の飛脚』『心中天網島』などの世話物を書き、ほかの作者も心中を扱う作を次々に出した。心中は芝居の中で美しく描かれ、実際の心中も相次いだ。1723年、幕府は心中を扱う芝居と読み物を禁じ、心中して生き残った者をさらし者にする罰を定めた。「心中」という言葉さえ嫌われ、「相対死」と言い換えさせている。

『曾根崎心中』はその後、長く上演されなかった。再び舞台にかけられたのは1953年、歌舞伎で、お初を演じた中村扇雀の人気とともに、戦後の観客に迎えられた。

同じ時代のできごと

ラゴスとベニン湾の交易AD17〜19世紀現金掛け値なしAD1683年関孝和と和算AD1683年第二次ウィーン包囲AD1683年鏡の間とサン=ゴバンAD1684年生類憐みの令AD1687年(貞享4年)『プリンキピア』AD1687年名誉革命と権利章典1688年
この項目は誰でも直せます。編集する編集履歴
AD1703年の世界を地図で見る国境・できごと・生きている人が、その年のものに入れ替わります
近世のできごと一覧 →人物一覧 →
歴史データベースとは? →