概要
1957年、シドニーの港に建てる劇場の設計競技で、デンマークの無名に近い建築家ヨーン・ウッツォンの案が選ばれた。帆のように重なる白い貝殻の屋根は、どうやって造るか誰にも分からなかった。工事は何年も遅れ、費用は当初の十倍を超える。政府と対立したウッツォンは、1966年に国を去った。1973年10月20日に完成したが、彼は一度も完成した建物を見なかった。いまでは、国そのものの顔になっている。
場所
シドニー
-33.87°N 151.21°E · オーストラリア・ニューサウスウェールズ州
-33.87°N 151.21°E · オーストラリア・ニューサウスウェールズ州
本文
無名の建築家の案。
1957年、シドニーの港に建てる劇場の設計競技。
(1)デンマークの無名に近い建築家ヨーン・ウッツォンの案が選ばれた。
(2)そして、帆のように重なる白い貝殻の屋根。
(3)さらに、どうやって造るか、誰にも分からなかった。
十倍の費用。
工事は何年も遅れた。
(1)費用は、当初の十倍を超えた。
(2)そして、政府と対立したウッツォンは、1966年に国を去った。
見なかった完成。
1973年10月20日に完成した。
だが彼は、一度も完成した建物を見なかった。
残ること。
いまでは、国そのものの顔になっている。
晩年、国は彼に和解を申し出、改修の設計を頼んだ。建物は、建築家より長く生きる。