概要
レオナルドが十六世紀のはじめに描いた女性の肖像は、ルーヴル美術館の名品の一つではあったが、いまほど特別ではなかった。1911年8月21日、美術館で働いていたイタリア人の職人が、額から外して上着の下に隠し、持ち去った。新聞は連日書き立て、空になった壁を見に人が列を作る。二年後、犯人がフィレンツェで売ろうとして捕まり、絵は戻った。盗まれて騒がれたことで、この絵は世界でいちばん有名な絵になった。
場所
48.86°N 2.35°E · フランス
本文
**名品の一つ**。
(——**レオナルド・ダ・ヴィンチ**が**、**十六**世紀**の**はじめ**に**描いた**女性**の**肖像**。
〈**(1)**ルーヴル**美術**館**の**名品**の**一つ**では**あった**。
**(2)**そして、**いま**ほど**特別**では**なかった**。〉)
**1911年8月21日**。
(——**美術**館**で**働いて**いた**イタリア**人**の**職人**。
〈**(1)**額**から**外して**、**上着**の**下**に**隠した**。
**(2)**そして、**持ち**去った**。
**(3)さらに、**盗まれた**こと**に**気づく**まで**、**丸一日**かかった**。〉
**——**新聞**は**連日**書き**立て**、**空**に**なった**壁**を**見**に**人**が**列**を**作った**。〉
**戻った絵**。
(——**二年**後**。
〈**(1)**犯人**が**フィレンツェ**で**売ろう**として**捕まった**。
**(2)**そして、**絵**は**戻った**。
**(3)さらに、**犯人**は**、**イタリア**の**絵**を**祖国**に**返したかった**と**言った**。〉)
**残ること**。
(——**盗まれて**騒がれた**ことで**、**この**絵**は**世界**で**いちばん**有名**な**絵**に**なった**。
〈**——**名声**は**、**絵**の**出来**だけ**でなく**、**語られた**物語**の**量**で**も**作られる**。〉)