← 地図で見る
Event / できごと

鄭和の南海遠征

Voyages of Zheng He
1405年 – 1433年
期間を持つできごと重要度 5

概要

七度の航海で数百隻の船団がアフリカ東岸まで達した。植民も征服もせず、朝貢の関係を結んで帰る。だが事業は打ち切られ、記録の多くも失われた。海は他者に委ねられる。

場所

南京
32.06°N 118.80°E · 中国・江蘇省

関わった人(2)

鄭和AD1371年–AD1433年頃 · 総指揮永楽帝AD1360年–AD1424年 · 命じた

本文

七度の航海で、艦隊は東南アジア、インド、ペルシア湾、 アフリカ東岸まで達した。船の数は数百、乗員は二万を超えたとされる。 旗艦の大きさには諸説あり、記録の数字をそのまま取ると コロンブスの船の何倍にもなるが、造船として可能かは議論がある。

やったことは、朝貢の関係を結び、贈り物を交わし、帰ることだった。 砦を築かず、植民地を置かず、領土も取っていない。 麒麟(キリン)が献上されたのはこの航海による。

1433年で終わる。宮廷の官僚は費用を問題にし、 北の防衛のほうが急だと主張した。海禁が敷かれ、 遠洋船の建造が禁じられ、記録の多くも失われた。

60年後、ヴァスコ・ダ・ガマが同じ海に、 比べものにならないほど小さな船で現れる。

動画(1)

Columbus, Vasco da Gama, and Zheng He - 15th Century Mariners: Crash Course World History #21CrashCourse同じ15世紀に三つの海洋進出があり、続いたものと続かなかったものを比べている

出典(8)

ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳) サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福第15章 科学と帝国の融合
ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰 訳) 銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎エピローグ 科学としての人類史
ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン(鬼澤忍 訳) 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源第8章 領域外
ウィリアム・H・マクニール(増田義郎、佐々木昭夫 訳) 世界史第II部 諸文明間の平衡状態(BC500〜AD1500年)
マット・リドレー(大田直子、鍛原多惠子、柴田裕之 訳) 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史第9章 転換点
ジャネット・L・アブー=ルゴド(佐藤次高ほか 訳) ヨーロッパ覇権以前 もうひとつの世界システム結論(なぜ東は退いたのか)
ジョゼフ・ニーダム(東畑精一、藪内清 監修) 中国の科学と文明第4巻(航海と造船)
アンドレ・グンダー・フランク(山下範久 訳) リオリエント アジア時代のグローバル・エコノミー第2章

同じ時代のできごと

ハウサ諸都市とカノAD11〜15世紀『カンタベリー物語』AD1387年頃クレヴォの合同AD1385年8月14日威化島回軍AD1388年5月コソヴォの戦いAD1389年6月15日朝鮮王朝の成立AD1392年ケーララ学派の無限級数AD1400年頃ニコポリスの戦いAD1396年9月25日