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Event / できごと

『諸国地名辞典』

Yaqut's Dictionary of Countries
AD1228年
重要度 3

概要

ギリシア人の奴隷から解放され、商人として各地を歩いた人が、地名を辞書にまとめた。モンゴルの侵攻の直前で、失われた都市の記録が多く残る。

場所

バグダード
33.32°N 44.37°E · イラク

関わった人(1)

ヤークート・アル=ハマウィーAD1179年頃–AD1229年 · 編纂

本文

ギリシア人として生まれ、幼くして攫われ、 バグダードの商人に買われた。

主人が、商売のために教育を受けさせた。

各地へ商いに送り出す。

やがて解放され、写本を売り歩く商人になった。

歩いた土地の名を、集めはじめる。

メルヴの図書館に籠もって書いた。

蔵書の多い町だった。

1220年、モンゴルが来る。

原稿を持って逃げた。

モスルとアレッポを経て、そこで完成させる。

『諸国地名辞典(ムウジャム・アル=ブルダーン)』。

アルファベット順。

一つの地名につき、 位置、綴り、由来、そこで生まれた学者、詩、逸話。

その直後、彼が書き留めた町の多くが壊された。

メルヴも、ニシャープールも。

だから、この辞典は モンゴル以前のイスラーム世界を知る一級の資料になった。

失われたものを、書き留めた直後に失った本になる。

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