← 地図で見る
Event / できごと

『蜻蛉日記』

Kagerō Nikki
AD974年(天延2年)頃
重要度 4

概要

藤原兼家の妻の一人が、結婚から21年を書いた。夫が来ない夜、他の女の家に行く車を数え、息子道綱を育て、「はかなき身の上」。女が自分の人生を自分で書いた最古の日記。『源氏物語』の30年前。作者の名は分からず「道綱母」。

場所

京都
35.03°N 135.76°E · 日本・京都府

関わった人(1)

藤原道綱母AD936年–AD995年 · 著者

本文

「かくありし時過ぎて、世の中にいとものはかなく、とにもかくにもつかで世に経る人ありけり」。 「ただ臥し起き明かし暮らすままに、世の中に多かる古物語の端などを見れば、世に多かる空言だにあり、人にもあらぬ身の上まで書き日記して、めづらしきさまにもありなむ、天下の人の品高きやと問はむためしにもせよかし」。 「作り話でない、自分のことを書く」。 上中下。 954年。19歳。兼家。26歳。 「『恋』の歌が、垣根越しに、雑に書かれた紙で」。 「結婚」。 955年。道綱。 「町の小路の女」。 「夫が来ない。車の音。人を、つけさせた」。 「『嘆きつつひとり寝る夜の明くる間はいかに久しきものとかは知る』」。 「兼家が、町の小路の女に、子を産ませた。子が死んだ」。 「『いま、私は、喜んでいる』」。 966年。 「時姫。正妻。道隆、道兼、道長」。 「『私は、二番目』」。 971年。「鳴滝。般若寺。籠もった。夫が、来た。『帰れ』。帰った」。 「養女。兼家の娘を」。 974年。「夫が、来ない。年の終わり。『蜻蛉の日記と言うべし』」。 「『あるかなきかの心地する』」。 「蜻蛉。かげろう。はかない」。 「日記。仮名。女」。 「『土佐日記』は、男が、女の振りで」。 「これは、女が」。 「『自分の不幸を、書いた』」。 「『兼家を、恨んで』」。 「『兼家を、愛して』」。 「両方」。 「『紫式部日記』『和泉式部日記』『更級日記』」。 「『源氏物語』。『雨夜の品定め』。『蜻蛉』」。 「『枕草子』」。 「道綱。『父の子で、最も出世しなかった』。大納言」。 「道綱の母。名前は、分からない」。 「『藤原倫寧女』」。 「『本朝三美人』」。 「歌。『拾遺集』『後拾遺集』」。 「1000年」。 「『世界最古の、女性の自伝』」。 「そう言う人が」。 「『世界で、女が、自分の結婚を、こう書いた、最初』」。 「974年」。

同じ時代のできごと

カラハン朝のイスラーム受容AD960年頃後周世宗の廃仏AD955年レヒフェルトの戦いAD955年高麗の科挙AD958年宋の成立AD960年イェリングのルーン石碑AD965年頃杯酒釈兵権AD961年クレタの奪回AD961年3月