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Event / できごと

『夢判断』

The Interpretation of Dreams
AD1899年11月4日
重要度 5

概要

出版社は1900年の日付にした。「新しい世紀の本」。600部が6年で売れた。夢は願望の充足。無意識。抑圧。検閲。エディプス。自分の夢を材料にした(父の死の後の自己分析)。「無意識への王道」。精神分析。20世紀の人間観を変えた。科学かどうかは、いまも争われる。

場所

ウィーン
48.21°N 16.37°E · オーストリア

関わった人(1)

ジークムント・フロイトAD1856年5月6日–AD1939年9月23日 · 書いた

本文

1895年7月24日、ウィーンの郊外ベルヴューの屋敷。フロイトは「イルマの注射」の夢を見て、翌朝、初めて夢を最後まで分析した。1900年、フリースへの手紙。「いつかこの家に大理石の板が置かれるだろうか。『1895年7月24日、この家で、ジークムント・フロイト博士に夢の秘密が明かされた』」。

1896年10月、父ヤーコプが死んだ。「人生で最も重要な出来事、最も鋭い喪失」。フロイトは自分を分析した。自分の夢を。友人フリース(ベルリンの耳鼻科医)への手紙で。2年。

1899年11月4日、ウィーンとライプツィヒのドイティケ社。600部。出版社は日付を「1900」にした。新しい世紀の本。8年で売れた。初めの6週間で123部。批評はほとんどなく、あったものは冷たかった。

「夢は願望の充足である」。子供の夢は素直(明日の遠足)。大人の夢は、願望が抑圧されていて、「検閲」を通るために変装する。顕在内容(覚えている夢)と潜在内容(本当の意味)。「夢の仕事」。圧縮(一つの像に多くの意味)、置き換え(重要なものを些細なものに)、視覚化、二次加工。分析は逆にたどる。自由連想。「夢は無意識への王道である」。

エディプス。第5章。「ソポクレスの『オイディプス王』が今日の観客を動かすのは、我々の中に、最初の性的衝動を母に向け、最初の憎しみを父に向けた子供がいるからだ」。ハムレット。フロイト自身の父への感情。

第7章。心の装置。無意識、前意識、意識。一次過程(快感原則)と二次過程(現実原則)。

「イルマの注射」の夢の分析で、フロイトは自分の患者への責任逃れの願望を読んだ。しかし、その夢の中の「トリメチルアミン」と、フリースの鼻の手術の失敗(患者エマ・エクシュタインの鼻にガーゼを置き忘れて、出血させた)を、フロイトは分析に書かなかった。後の人が読んだ。

1908年、第2版。1929年まで8版。フロイトは書き足し続けた。「このような洞察は、人が一生に一度だけ授かるものだ」(第3版序文)。

科学かどうか。ポパーは「反証できない」と言った(1963年)。グリュンバウム、クルーズ。1990年代からの神経科学は、レム睡眠と夢の関係(ホブソン)で願望説を否定し、しかし、無意識の情報処理は当然のものになった。「フロイトは間違っていた。だが、フロイトがいなければ、問いがなかった」。

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