概要
病を神罰でなく自然の現象として扱った。医の倫理を定めた誓いは、いまも医学部で読まれる。
場所
コス島
36.89°N 27.29°E · ギリシア
36.89°N 27.29°E · ギリシア
関わった人(1)
ヒッポクラテスBC460年頃–BC370年頃 · 当人本文
それまで、病は神が下すものだった。 治すのは神殿で、方法は祈りと夢占いになる。
コス島の医師たちがやったのは、 症状を観察して記録することだった。
集典に含まれる『流行病』には、 患者ごとの経過が日付を追って書かれている。 何日目に熱が上がり、何日目に汗が出て、 何日目に死んだか。 治らなかった例も、そのまま記録されている。
てんかんについて、 「神聖」と呼ばれるのは原因が分からないからにすぎない、 と論じた文書がある。
体液(血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁)の均衡という理論そのものは、 後に誤りとされた。 2000年、瀉血の根拠として使われ続けている。
理論は外れたが、 観察して記録するという手続きが残った。