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Event / できごと

平等院鳳凰堂

Phoenix Hall of Byōdō-in
AD1053年(天喜元年)
重要度 5

概要

末法の始まりの翌年、藤原頼通が宇治の別荘を寺にして、池の中島に阿弥陀堂を建てた。定朝の阿弥陀如来。寄木造。52体の雲中供養菩薩。天井の鏡。扉の来迎図。極楽をこの世に。10円玉に、鳳凰堂。1万円札に、鳳凰。

場所

平等院
34.89°N 135.81°E · 京都府宇治市

関わった人(2)

藤原頼通AD992年–AD1074年3月2日 · 建てた定朝?–AD1057年 · 阿弥陀を彫った

本文

宇治の平等院は、道長の別荘だった。道長は1027年に死に、頼通が継いだ。1052年、末法の第一年。頼通は別荘を寺にした。翌1053年、阿弥陀堂が上棟された。

池の中島に建つ。中堂に阿弥陀如来、両翼に廊、後ろに尾廊。上から見ると鳥が翼を広げた形で、屋根の両端に鳳凰。江戸時代から「鳳凰堂」。頼通の時代は阿弥陀堂と呼んだ。

中の阿弥陀如来は定朝の作。寄木造。木を何本も組んで、内側を刳り抜き、外側を彫る。一木では割れる大きな像を、軽く、速く、分業で作れる。像高2.8メートル。顔は丸く、目は伏せ、衣の襞は浅く、肩はなだらか。「天下これを以て仏の本様となす」。定朝様。

壁の上には52体の雲中供養菩薩。雲に乗って、琵琶、笙、鼓、舞。天井には銅の鏡が66面。夜、灯りを映した。扉と壁には九品来迎図。臨終の人の前に阿弥陀が雲で迎えに来る絵が、上品上生から下品下生まで9種類。

「極楽が疑わしければ、宇治の御堂を礼え」。『後拾遺往生伝』。極楽はこの世に作れる、という考え。

10円硬貨の表面は鳳凰堂で、1万円札の裏面は鳳凰。1994年、世界遺産。2012〜14年の修理で、屋根と柱を建立当時の赤に戻し、鳳凰を金箔に戻した。

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