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Event / できごと

七歩の詩

Seven Steps Poem
AD221年(伝承)
重要度 3

概要

皇帝になった兄が弟に「七歩のうちに詩を作れ。できねば死」。「豆を煮て豆の茎を燃やす。豆は釜の中で泣く。本は同じ根から生まれたのに、なぜこうも急に煮るのか」。『世説新語』の話で、正史にはない。曹植はそれから10年、封地を転々として41歳で死んだ。

場所

洛陽
34.62°N 112.45°E · 中国・河南省

関わった人(2)

曹植AD192年–AD232年 · 弟曹丕AD187年–AD226年 · 兄

本文

『世説新語』文学篇。 「文帝、東阿王に七歩の中に詩を作らせ、成らざれば大法を行わん」。 「煮豆持作羹、漉菽以為汁。萁在釜下燃、豆在釜中泣。本自同根生、相煎何太急」。 「豆を煮て羹を作り、豆を漉して汁を取る。萁は釜の下で燃え、豆は釜の中で泣く。本は同じ根から生まれたのに、相煎ることなぜかくも急なる」。 「帝、深く慚色あり」。 六句。後に四句に。「煮豆燃豆萁、豆在釜中泣」。

『世説新語』は5世紀。劉義慶。逸話集。 『三国志』にない。裴松之の注にもない。 曹丕が弟を殺そうとした、という話。 曹植。曹操の三男。「才高八斗」と謝霊運。「天下の才が一石なら、曹植が八斗、私が一斗、あとの人が一斗」。 曹操が太子にしようとした。楊修、丁儀が推した。曹丕には賈詡、司馬懿、陳群、呉質。 217年、曹植が酒に酔って司馬門を開けて馳道を走った。曹操が怒った。 219年、曹仁が関羽に囲まれ、曹操が曹植を救援に行かせようとして、曹植が酔って行けなかった。曹丕が飲ませた、と『魏氏春秋』。 曹丕が太子。 220年、曹操が死んだ。丁儀と丁廙が殺された。 221年、曹植は監国謁者に「酔って使者を脅した」と告発され、安郷侯に落とされた。 七歩の詩は、この年のこととされる。 それから鄄城、雍丘、東阿、陳。転々と。「十一年に三たび都を遷す」。 「求自試表」。「私を使ってください」。 使われなかった。 232年、41歳。陳王。「思」。陳思王。 「洛神賦」。222年。洛水で神女に会った。「翩若驚鴻、婉若游龍」。甄氏、曹丕の妻への想い、と後の人が読んだ。 「白馬篇」。「捐軀赴国難、視死忽如帰」。 「贈白馬王彪」。223年、兄弟の曹彰が急死し、曹彪と一緒に帰るのを許されず。「天命は信じられない」。

七歩の詩は、たぶん作り話。 だが、曹丕が弟を殺しかけたことは本当で、殺さなかったことも本当。 母の卞氏が守った、と『世説新語』。「兄が弟を」。 豆と萁。 日本では「豆を煮るに萁を燃く」。兄弟が争うこと。 「相煎何太急」。 2000年、誰かがこの詩を引くとき、それは兄弟の話。

同じ時代のできごと

華佗の死AD208年頃公孫氏の帯方郡AD204年建安文学AD210年頃三顧の礼AD207年赤壁の戦いAD208年銅雀台AD210年潼関の戦いAD211年カラカラ勅令AD212年