概要
数百kmの海を隔てた島々が、婚姻と貢納と儀礼で結ばれていた。トンガの支配が及ぶ範囲は、陸ではなく航路の届く範囲で決まっている。
場所
サモア位置は特定されていない(誤差 ±40km)
-13.83°N -171.77°E · サモア独立国
-13.83°N -171.77°E · サモア独立国
本文
数百キロの海を隔てた島々が、 婚姻と貢納と儀礼で結ばれていた。
トンガの王(トゥイ・トンガ)へ、 各地から贈り物が届く。 そして返礼がある。
「支配」というより、 関係の網に近い。
その範囲は、陸ではなく 航路の届く範囲で決まる。
数百キロ先の島と、 山向こうの村と、どちらが近いか。 船があれば、海のほうが近い。
言葉も、系統がつながっている。 サモア語、トンガ語、そしてマオリ語、ハワイ語。
千年前に分かれた言葉が、 いまも互いに似ている。
考古学では、 石の道具や貝の装飾品の産地を調べることで、 どこと行き来があったかが分かる。
海が、境界ではなく道だった。