概要
砂漠に運河を引いて谷を潤し、日干し煉瓦の巨大な神殿を建てた。写実的な土器が数万点残り、文字のない社会の暮らしと儀礼を細かく伝えている。
場所
モチェ渓谷位置は特定されていない(誤差 ±30km)
-8.16°N -79.01°E · ペルー・ラ・リベルタ県
-8.16°N -79.01°E · ペルー・ラ・リベルタ県
本文
ペルー北部の海岸は、世界で最も乾いた土地の一つになる。 そこにアンデスから川が下りてくる。
モチェの人びとは、その水を運河で引いて谷を畑にした。 日干し煉瓦を1億個以上積んで、太陽のワカと月のワカという二つの巨大な建造物を建てた。
文字を残していない。 その代わり、写実的な土器が数万点ある。 病気の人、老人、囚人、性交、動物、楽器を持つ人。 顔は個人の肖像に見えるほど作り分けられている。
1987年、シパンの墓が盗掘の直前に発見された。 金と銀とトルコ石で飾られた支配者が、供の者と一緒に埋葬されていた。 アメリカ大陸で最も豊かな墓の一つになる。
壁画には、儀礼としての戦いと、捕虜の血を捧げる場面が繰り返し描かれる。 土器と壁画の場面が、シパンの墓の副葬品と一致した。 描かれていたのは神話ではなく、実際に行われたことだった。
6世紀の激しいエルニーニョと干ばつのあと、社会は形を変え、やがて消える。