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Event / できごと

神戸事件

Kobe incident
AD1868年2月4日(慶応4年1月11日)
重要度 3

概要

開港した神戸で、岡山藩の行列を横切った外国人を藩兵が槍で突き、隊長の滝善三郎が発砲を命じた。外国の軍が居留地を占拠。新政府は「攘夷はしない」と告げて、滝を切腹させた。外国人が立ち会った最初の切腹。

場所

神戸
34.69°N 135.19°E · 兵庫県

本文

慶応4年1月1日、 兵庫開港。 条約から10年遅れて。 外国人居留地。 1月11日、 岡山藩の兵、 2000人が、 西宮の警備に向かう途中、 神戸の三宮を通った。 フランスの水兵が、 行列を横切った。 「隊列を横切るのは、 無礼」。 生麦と同じ。 第三砲隊長、 滝善三郎が、 槍で突かせた。 水兵は逃げた。 外国人が、 騒いだ。 滝は、 「撃て」。 空砲。 実弾。 イギリス、 フランス、 アメリカの兵が、 応射した。 岡山藩は、 逃げた。 死者は、 なかった。 外国の軍は、 居留地を占領し、 港の日本の船を、 押さえた。 「新政府は、 攘夷をするのか」。

新政府は、 まだ、 3日目。 鳥羽伏見の、 1週間後。 外国は、 新政府を、 認めていなかった。 1月15日、 東久世通禧が、 神戸へ。 「王政復古。 条約は守る。 攘夷はしない」。 外国に告げた、 最初の、 公式の言葉。 「岡山藩の責任者を、 外国人の前で、 処刑する」。 2月9日、 永福寺。 滝善三郎。 32歳。 「私は、 この事件の、 責任者。 私は、 切腹する。 見届けてください」。 外国の士官7人。 イギリスのミットフォード。 「彼は、 静かに、 刀を、 腹に。 介錯人が、 首を」。 「私は、 生涯、 忘れない」。 『旧日本の物語』。 「ハラキリ」は、 この記録で、 ヨーロッパに、 知られた。 新政府は、 最初の一か月で、 攘夷の側の男を一人、 外国に差し出した。 「開国」は、 そうやって、 始まった。 5日後、 堺。 土佐藩の兵が、 フランスの水兵11人を殺した。 20人が切腹を命じられ、 11人が腹を切ったところで、 フランス側が止めた。 「堺事件」。 鷗外が書いた。

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