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Event / できごと

第一回ジュネーヴ条約

First Geneva Convention
AD1864年8月22日
重要度 5
ロシア帝国大英帝国デンマークオスマン帝国ペルシアポルトガル帝国スウェーデン=ノルウェースペイン帝国オーストリア帝国エジプトスペインフランスNejdモロッコAlgiersグレートブリテン及びアイルランド連合王国プロイセン両シチリア王国バイエルンTunisサルデーニャ王国TripolitaniaハノーファーCyrenaicaAD1864年8月22日ジュネーヴ
このできごとには、まだ自由に使える図版が見つかっていません。 代わりに、このデータベースが持っているAD1864年8月22日の版図を描いています(24勢力)

概要

デュナンの本に動かされたジュネーヴの五人が委員会を作り、各国の代表を呼んで話し合いを重ねた。1864年8月、十二か国が条約に署名する。戦場の傷病兵は、どちらの国の兵であっても収容して手当てする。野戦病院とそこで働く者は攻撃しない。そのしるしとして、白地に赤い十字を掲げる。わずか十条の取り決めだった。戦争そのものは禁じていない。戦争をする国どうしが、戦争の最中にも守る決まりを、戦争の前に約束したのは、これが初めてである。

場所

ジュネーヴ
46.20°N 6.14°E · スイス(CERN・国際機関)

本文

**五人**。

(——**1863年2月**、**ジュネーヴの**公益協会**が、**委員会を、**作った**。

〈**(1)**ギュスターヴ・モワニエ**。

**〈——法律家。**協会の会長。**

**——**実務を、**動かした**のは、**この人**である。〉**

**(2)**そして、**ギヨーム=アンリ・デュフール**。

**〈——スイスの将軍**。**

**——**内戦を、**短く、**終わらせた人**として、**知られていた**。〉**

**(3)さらに、**ルイ・アッピア**と、**テオドール・モノワール**。

**〈——二人の、**医師**。〉**

**(4)そして、**アンリ・デュナン**。

**〈——[[solferino-dunant]]**の、**書き手**。〉〉**

**——**のちに、**赤十字国際委員会**と、**呼ばれる**。〉

**会議**。

(——**1863年10月**。

〈**——**十数か国**の、**代表**が、**ジュネーヴに、**集まった**。

**——**政府の代表**も、**そうでない者**も、**混じっていた**。〉

**——**決めたこと**。

〈**(1)**各国に、**救護の団体**を、**作る**。

**(2)**そして、**救護する者**は、**腕に、**白地に赤い十字**の、**腕章**を、**付ける**。

**(3)さらに、**各国の政府**に、**その者たち**を、**守るよう、**求める**。〉

**——**しかし、**これは、**「求める」**だけ**である**。

〈**——**国を、**縛る**には、**条約**が、**要る**。〉)

**1864年8月**。

(——**スイス政府**が、**外交会議**を、**開いた**。

〈**——**8月22日、**十二か国**が、**署名**した**。〉

**——**条文は、**十**。

〈**(1)**野戦病院**と、**救護所**は、**中立**とする**。

**〈——攻撃しない。**

**——**そこに、**傷病兵がいる限り**。〉**

**(2)**そして、**そこで働く者**も、**中立**とする**。

**〈——医者。**

**——**看護する者**。**

**——**運ぶ者**。**

**——**捕らえても、**捕虜にせず、**帰す**。〉**

**(3)さらに、**傷病兵**は、**どちらの国の兵**であっても、**収容し、**手当てする**。

**(4)そして、**手当てに協力した住民**も、**守る**。

**(5)さらに、**しるし**は、**白地に赤い十字**。

**〈——旗と、**腕章**。〉〉**

**——**しるし**の由来**。

〈**——**スイスの国旗**の、**色を、**入れ替えたもの**と、**説明されている**。

**——**会議の記録**に、**そうはっきり書いてあるわけではない**、**という指摘**もある**。〉)

**何を、しなかったか**。

(——**戦争**を、**禁じてはいない**。

〈**——**それは、**この会議の人々**も、**分かっていた**。

**——**禁じようとすれば、**誰も、**署名しない**。〉

**——**何を、**したか**。

〈**(1)**戦争**を、**する国どうし**が、

**(2)**そして、**戦争の最中**にも、**守る決まり**を、

**(3)さらに、**戦争の前**に、**約束した**。〉

**——**これが、**初めて**である**。

〈**——**それまでも、**戦場の慣わし**は、**あった**。

**——**しかし、**その場の、**将軍どうしの取り決め**だった**。

**——**戦争ごとに、**消えた**。〉)

**すぐに、試される**。

(——**1866年、**プロイセンとオーストリアの戦争**。

〈**——**プロイセンは、**署名していた**。

**——**オーストリアは、**まだ、**していなかった**。〉

**——**1870年、**普仏戦争**。

〈**——**双方が、**加わっていた**。

**——**それでも、**赤十字の腕章**を、**付けた者**が、**撃たれた**という訴えが、**両側から、**出た**。

**——**腕章**を、**勝手に、**付ける者**も、**いた**。〉

**——**決まり**は、**守らせる者**が、**いない**。

〈**——**裁く場**が、**無い**。

**——**あるのは、**「守らなかった」**と、**世の中に、**知られること**だけ**である**。〉)

**広がる**。

(——**条約**は、**書き直されていく**。

〈**(1)**海の上の、**傷病兵**。

**(2)**そして、**捕虜**。

**〈——[[pow-agency-1914]]**。〉**

**(3)さらに、**第二次世界大戦のあと**、**1949年**、**占領地の**住民**。〉

**——**いま、**世界のほぼすべての国**が、**加わっている**。

〈**——**国連の加盟国**より、**多い**。〉)

**残ること**。

(——**しるし**が、**要る**。

〈**——**遠くから、**見て、**「撃つな」**と、**分かる**もの**。〉

**——**しかし、**しるし**は、**ただの、**色と形**である**。

〈**——**見る側**が、**何を、**思い浮かべるか**は、**決められない**。

**——**十二年後、**そのこと**が、**問題になる**。

**——**[[red-crescent-1876]]**。〉)

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