概要
医神アスクレピオスの聖域に、斜面を削って半円の客席が作られた。一万三千人が座り、いちばん上の段までおよそ六十メートル離れている。それでも舞台の声が聞き取れると、古代から言われてきた。2007年の音響の研究は、石の段が細かい溝の並びのように働き、風や人のざわめきのような低い音を弱め、声の高さの音を通していると論じた。設計者は溝の働きを知らなかったはずである。それでも、届く形が選ばれて残った。拡声の機械が無い時代に、声を遠くへ運ぶ方法は、建物の形しかなかった。
場所
エピダウロス
37.60°N 23.08°E · ギリシア・アルゴリダ
37.60°N 23.08°E · ギリシア・アルゴリダ
本文
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