概要
砂漠の縁の崖に千年かけて掘りつづけられた。20世紀にその一室から5万点の文書が出て、現存最古の印刷本『金剛般若経』(868年)もそこにあった。
場所
敦煌
40.14°N 94.66°E · 中国・甘粛省
40.14°N 94.66°E · 中国・甘粛省
本文
シルクロードの分岐点にあたる。 砂漠へ出る前、あるいは砂漠を越えた後に、 旅の無事を祈って寄進された。
千年かけて、735の石窟が掘られた。 壁画の総面積は4万5千平方メートルになる。
1900年、道士がある窟の壁の裏に 塞がれた小部屋を見つけた。 中に5万点近い文書と絵が積まれていた。 11世紀に封じられて以来、900年開いていない。
漢語だけではない。 チベット語、ソグド語、ウイグル語、 サンスクリット、ヘブライ語の文書まで出た。 この街を通った人の多様さがそのまま出ている。
現存する最古の印刷本『金剛般若経』(868年)もここにあった。 奥付に「普く一切に施す」と刷られている。 売り物ではなく、配るために刷られた本になる。
その後、各国の探検隊が大半を持ち去った。 いまロンドン、パリ、サンクトペテルブルク、北京に分かれている。