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Event / できごと

ダレイオスのスキタイ遠征

Darius' Scythian campaign
BC513年
重要度 3

概要

ボスポラスに船の橋を架け、ドナウを渡って草原に入った。スキタイは戦わず退き、井戸を埋め、草を焼いた。王は鳥と鼠と蛙と矢を贈られた。「鳥のように飛び、鼠のように潜り、蛙のように跳ばなければ、矢に射られる」。帰った。

場所

イストロス(ドナウ河口)
44.55°N 28.77°E · ルーマニア

関わった人(1)

ダレイオス1世BC550年–BC486年 · 王

本文

ヘロドトス第4巻。 BC513年。「スキタイがメディアを侵したことへの罰」。100年前の話。本当はトラキアと黒海の北岸を取るため。 サモスのマンドロクレスがボスポラスに船の橋を架けた。ダレイオスは岸に二本の柱を立て、従った民の名を刻んだ。 70万、と言う。トラキアを通り、ゲタイ人を降した。「不死を信じる者たち」。 イオニアのギリシア人がドナウに船の橋。ダレイオスは革紐に60の結び目を作った。「毎日一つ解け。全部解けたら帰ってよい」。 スキタイ。3つの王国。イダンテュルソス。 「戦わない。退く。井戸を埋め、草を焼く。彼らが追ってくれば、彼らの同盟者の土地に引き込む」。 一日の道のりを保って退いた。ペルシアは追った。タナイス川。マイオティス湖。 ダレイオスが使者を送った。「なぜ逃げる。戦うか、降るか。土と水を持って来い」。 イダンテュルソス。「私は誰からも逃げない。いつもこうしている。我々には町も畑もない。壊されるものがない。だが我々の父の墓がある。それを探して壊してみろ。そのとき戦う。私は土と水でなく、ふさわしい贈り物を送る。お前が私の主人と言ったことは、泣いて悔いることになる」。 鳥、鼠、蛙、矢5本。 ダレイオス。「鼠は土、蛙は水、鳥は馬、矢は武器。降伏の印だ」。 ゴブリュアス。「鳥のように飛び、鼠のように地に潜り、蛙のように水に跳ばなければ、矢に射られて帰れない、という意味です」。 スキタイが陣の前に並んだ。兎が飛び出した。スキタイの兵が兎を追った。ダレイオス。「彼らは我々を軽んじている。ゴブリュアスの言う通りだ」。 夜、病気の兵とロバを陣に残して、火を焚かせ、帰った。 ドナウ。イオニア人。スキタイが「橋を壊せ。自由になれ」。アテナイのミルティアデスが「壊そう」。ミレトスのヒスティアイオスが「ダレイオスがいるから我々は僭主でいられる」。残した。 ダレイオスは渡った。メガバゾスに8万を残してトラキアを取らせた。

「負けた」。ヘロドトスは書かないが、読める。 草原の民に、帝国の軍は勝てない。追いつけない。BC513年に分かったことが、その後2000年、繰り返された。 ドナウ以南のトラキアはペルシアの州になった。ギリシアの北にペルシアが来た。 ヒスティアイオス。褒美にミュルキノスをもらい、力をつけすぎて、スーサに呼ばれ、そこからイオニアの反乱を起こさせた。BC499年。この遠征の14年後。 ペルシア戦争は、スキタイ遠征で助けたイオニア人が、ペルシアを裏切ることから始まる。

同じ時代のできごと

ポリュクラテスのサモスBC530年頃釈迦の悟りBC528年頃(年代に諸説あり)マハーヴィーラの教えBC527年頃カンビュセスのエジプト征服BC525年『孫子』の兵法BC512年頃タルクィニウスの追放(王政の廃止)BC509年(伝承)共和政ローマの成立BC509年(伝承)クレイステネスの改革BC508年