概要
当時の医学を一冊に整理した。12世紀にラテン語へ訳され、ヨーロッパの大学で17世紀まで教科書として使われつづける。
場所
イスファハーン
32.65°N 51.67°E · イラン(サファヴィー朝の都)
32.65°N 51.67°E · イラン(サファヴィー朝の都)
関わった人(1)
イブン・スィーナーAD980年–AD1037年 · 著者本文
5巻100万語。 ギリシアの医学と、インドとペルシアの知識と、 自分の臨床経験をまとめた。
新しかったのは整理の仕方になる。 病を部位別、原因別に分類し、 症状から引けるようにした。 薬について760種を、効能と調合ごとに並べている。
感染について、目に見えない何かが 水や土を通じて伝わる可能性を示唆した記述がある。 細菌が見つかる600年以上前になる。
臨床試験の条件も書いている。 薬は単一で試すこと、 二つ以上の病に対して試すこと、 人に試す前に動物で試しても不十分なこと。
12世紀にラテン語へ訳され、 ヨーロッパの大学の医学部で17世紀まで教科書だった。
パラケルススが公然と焼いてみせたのは1527年になる。 権威になりすぎた本を、燃やして否定するという形で。