概要
7日間の砲撃のあと、イギリスの新軍が横一列で歩いて出た。初日に5万7000人が倒れ、1万9000人が死んだ。イギリス軍史上最悪の一日。9月、戦車が初めて出た。11月まで。100万人の死傷者で、前線は10キロ動いた。「失われた世代」の言葉はここから。
場所
50.00°N 2.65°E · フランス
本文
1916年。ヴェルダンが2月から。 「フランスを助けるために、イギリスが攻める」。 ヘイグ。「突破して騎兵を通す」。 ソンム川の北。25キロの正面。 6月24日から7日間、砲撃。150万発。「鉄条網は切れている。ドイツ兵は死んでいる」。 切れていなかった。ドイツの塹壕は白亜の地下10メートル。 7月1日。7時30分。 13個師団。「整然と歩け。走ると隊列が乱れる」。30キロの装備。 機関銃。 午前中に大半が倒れた。 5万7470人。1万9240人が死んだ。 「パルズ大隊」。キッチナーの新軍。街ごと、職場ごとに志願した。アクリントン、ブラッドフォード、リーズ。街の若い男が、同じ朝に、同じ野で。 アクリントン・パルズ。720人のうち585人。 ニューファンドランド連隊。801人のうち68人が翌日の点呼に。 ヘイグは続けた。 7月14日、夜襲で第2線を取った。 9月15日、フレール。戦車。マーク1。49両のうち動いたのは32両。 11月18日、雪。 141日。 イギリス42万、フランス20万、ドイツ50万。 10キロ。 「消耗」。「ドイツは同じだけ失った」。 ヘイグ。「屠殺者」。「勝った将軍」。いまも二つ。 「失われた世代」。ガートルード・スタインの言葉。ヘミングウェイが引いた。 「無名戦士」。 ティエプヴァルの門。7万2000の名前。遺体のない者の。 グレイヴズ、サスーン、オーウェン。詩。 「甘く名誉なことだ、祖国のために死ぬのは」と、古い嘘。オーウェン。 毎年7月1日、イギリスの村で、名前が読まれる。 アルベールの聖母像。砲弾で傾いて、落ちなかった。「像が落ちたら戦争が終わる」。1918年4月に落ちた。