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Event / できごと

ホガース『放蕩一代記』

Hogarth's A Rake's Progress
AD1735年
重要度 4

概要

8枚の絵と版画。遺産を継いだ若者が、放蕩し、娼婦と、賭博と、監獄と、精神病院ベドラムで裸で終わる。「近代的な道徳の主題」。版画は安く、海賊版が出て、ホガースは議会に版画の著作権法を作らせた(1735年、「ホガース法」)。ロンドンの街の顔。ジン横丁。絵で語る物語。漫画の祖父。

場所

ロンドン
51.51°N -0.13°E · イギリス・イングランド

関わった人(1)

ウィリアム・ホガースAD1697年11月10日–AD1764年10月26日 · 描いた

本文

ホガースは1732年、『娼婦一代記』(6枚)で当てた。田舎から出て来た娘モル・ハッカバウトが、ロンドンで、女衒に捕まり、ユダヤ人の商人の愛人になり、娼婦になり、ブライドウェル(矯正院)で麻を叩き、梅毒で死ぬ。23歳で。版画は1200組が予約で売れた。海賊版が8種。

『放蕩一代記(A Rake's Progress)』。1733〜34年に油彩で8枚(ロンドン、サー・ジョン・ソーンズ美術館)。1735年6月、版画。

1. 相続。トム・レイクウェルが、守銭奴の父の死で財産を継ぐ。仕立屋が喪服を測る。妊娠させた娘サラ・ヤングを、母親が結婚の約束の手紙を持って責める。トムは金を渡して追い払う。 2. 朝の接見。フランス人のダンス教師、フェンシング教師、音楽教師(ヘンデルの敵のボノンチーニ)、造園家、賭博場の用心棒、詩人。 3. 酒場。コヴェント・ガーデンのローズ・タヴァーン。娼婦たちがトムの時計を盗む。 4. 逮捕。セント・ジェームズ宮殿へ行く途中、借金で捕まる。サラ・ヤングが身請けの金を出す。 5. 結婚。金のために、片目の老婆と。メアリルボーンの教会。サラが赤ん坊を抱いて、外にいる。 6. 賭博。ホワイツ。全部失う。かつらが落ちる。火事が始まっている(ホワイツは1733年に焼けた)。 7. 債務者監獄。フリート監獄。妻が罵り、サラが気絶し、トムは金儲けの劇を書いている。 8. 精神病院。ベドラム。裸。サラが泣いている。二人の上流の婦人が、見物に来ている(ベドラムは入場料で公開されていた)。

「私は私の主題を、劇作家のように扱おうとした。私の絵は私の舞台で、男と女は私の役者だ」。「近代的な道徳の主題(モダン・モラル・サブジェクツ)」。ホガースは歴史画(神話と聖書)を最高とするアカデミーの序列を嫌った。ロンドンの、今の、人々。

版画の値段は1組2ギニー。「絵は貴族のもの、版画は中流のもの」。海賊版に怒って、議会に働きかけた。1735年5月15日、「版画家著作権法」。「ホガース法」。版画家は14年の権利を持つ。同じ年の6月25日、施行の日に、『放蕩一代記』を売り出した。

『当世風結婚』(1743〜45年。金と地位の結婚。夫は梅毒、妻は姦通、夫は情夫に刺され、情夫は絞首刑、妻は毒を飲む)。『ジン横丁』と『ビール街』(1751年。ジンの母親が赤ん坊を階段から落とす。ジン法の年)。『勤勉と怠惰』(1747年。徒弟の12枚。勤勉な方はロンドン市長に、怠惰な方は絞首台に)。『残酷の四段階』(1751年)。『選挙』(1755年)。

ストラヴィンスキーは1947年、シカゴで『放蕩一代記』の版画を見て、オーデンとカルマンに台本を頼んで、オペラ『放蕩者のなりゆき』(1951年)。トム・レイクウェルとアン・トゥルーラヴと、ニック・シャドウ(悪魔)。ホックニーが1975年、グラインドボーンの舞台美術を版画の線で。

「漫画の祖父」。物語を、連続する絵で、言葉なしで。

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